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空間管理社会―監視と自由のパラドックス
 
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空間管理社会―監視と自由のパラドックス [単行本]

阿部 潔 , 成実 弘至
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

監視=防犯カメラ導入は、是か非か。これは現代の社会において「自由」は可能か?という問いにつながります。本書は、「都市/住まい/メディア」という重層的な「空間」から現代を照射し、その問いを深化する力作の論文集です。執筆陣は、社会学/ファッション文化論/建築計画/メディア研究の各分野で活躍する中堅・若手の研究者たち。社会の動向が丁寧にひろってあり、いずれもわたしたちの日常的な感覚や目線から議論を立ち上げているのがわかります。全体は三つのパートで構成され、それぞれに「キーワード」を付し、この分野の主要な人名・用語と必読文献を学ぶことができます。

内容(「BOOK」データベースより)

本書では「都市・住まい・メディア」という日常生活に馴染み深い社会的な空間を対象として、具体的な事例を交えながら話を進めていく。本書全体に共有された問題関心は、現代における「空間と自由」との関係を解き明かすことにある。

登録情報

  • 単行本: 269ページ
  • 出版社: 新曜社 (2006/9/6)
  • ISBN-10: 4788510162
  • ISBN-13: 978-4788510166
  • 発売日: 2006/9/6
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By klov
形式:単行本
 6人の著者がそれぞれの分野の立場から「空間」と「管理」について述べている。具体例も豊富で面白いのだが、それぞれの分量は多くなく、若干の物足りなさは否めない。

 特に第一章の阿部潔。彼が提示した「自由な空間」「空間の自由」という言葉は面白いのだが、結局「規律訓練型権力」「環境管理型権力」の換言でしかない。

彼は「空間の自由」が奪われることで、「予期せぬもの」「おもいがけぬもの」に遭遇する可能性が排除されているというが、本当の問題は、現状が一見すると排除されて構わない可能性しか排除されてない点にある。

「予期せぬ事故」「思いがけぬ犯罪」をセキュリティが確実に仕留め始めている以上、そうした批判の仕方は見事に説得力を失っている。監視カメラの有用性が事後的であると言う指摘も、監視カメラ擁護派の「スキャンニングとモニタリングの精度を上げろ」という主張に流用されかねない。

 というかそうした点は東浩紀・大澤真幸が2003年時点で「自由を考える」で散々指摘しており、彼らがその中で述べたことがより確実に現実のものとなっていったのがこの3年間ではなかったのか。だとするならば、阿部の議論は3年前から半歩後退したに過ぎないものに聞こえてくる。
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