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空色勾玉 単行本 – 1996/7

93件のカスタマーレビュー

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商品の説明

商品説明

   神々がまだ地上を歩いていた古代日本を舞台としたファンタジー。『白鳥異伝』『薄紅天女』と続く「勾玉」シリーズ3部作の第1弾。1988年に福武書店から刊行されたこのデビュー作は、日本児童文学者協会新人賞を受賞、ラジオドラマ化もされ、アメリカで翻訳出版されるなどの話題を呼んだ。本書は徳間書店から1996年に再刊行されたものである。

   国家統一を計る輝の大御神とそれに抵抗する闇の一族との戦いが繰り広げられている古代日本の「豊葦原」。ある日突然自分が闇の一族の巫女「水の乙女」であることを告げられた村娘の狭也は、あこがれの輝の宮へ救いを求める。しかしそこで出会ったのは、閉じ込められて夢を見ていた輝の大御神の末子、稚羽矢。「水の乙女」と「風の若子」稚羽矢の出会いで変わる豊葦原の運命は。

   福武書店版の帯の文句がなによりもこの本の世界を物語る。
「ひとりは「闇」の血筋に生まれ、輝く不死の「光」にこがれた。 ひとりは「光」の宮の奥、縛められて「闇」を夢見た。」

   不老不死、輪廻転生という日本の死生観や東洋思想とファンタジーの融合をなしえた注目の作品。主人公2人の成長の物語としても、その運命の恋を描いた恋愛小説としても、一度表紙を開いたからには最後まで一気に読ませる力にみちている。中学生以上を対象とした児童書ではあるものの、ファンタジー好きの大人の読書にも耐えうる上質のファンタジーである。(小山由絵)

内容紹介

村娘狭也の平和な日々は祭りの晩に破られた。「鬼」が来て手渡した「水の乙女の勾玉」…憧れの「輝」の宮で待っていた絶望…そして神殿で縛められて夢を見ていた輝の末子稚羽矢との出会いが、狭也を不思議な運命へと導く…。神々が地上を歩いていた古代日本、光と闇がせめぎあう戦乱の世を舞台に織り上げられた、話題のファンタジー。

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登録情報

  • 単行本: 366ページ
  • 出版社: 徳間書店 (1996/07)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4198605394
  • ISBN-13: 978-4198605391
  • 発売日: 1996/07
  • 商品パッケージの寸法: 18.4 x 12.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (93件のカスタマーレビュー)
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43 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 rinko 投稿日 2003/3/30
形式: 単行本
時代は豊葦原を創造した神が、人の世に降り立って、治めていた黎明期…。同じ神の末裔である少年と少女が出会い、新しい豊葦原でいかなる生き方をすべきかを模索してゆく物語です。
NHK-FMで放送されたオーディオドラマで少し聴いたときから、すっかりこの作品の虜になって、本の厚さも気に留めることなく、夢中で読み切ることができました。狭也と出会うまで、「ひとり」でいる意味さえも知らなかった稚羽矢の、彼女を恋い慕う気持ちが、人を超越した純粋な感情であったことに、深く胸を打たれました。「古事記」をベースとしていながら、あの古い記録だけのような物語が、これほど素晴らしい情感あふれる物語として描かれたことに、ただ驚嘆するばかりです。
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29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 bravebird 投稿日 2006/12/20
形式: 新書
新書版が出ていたことをつい最近知り、嬉しさついでに思わず買ってしまいました。

単行本のどっしり構えた感じも好きですが気軽に読むにはやはりこちらですし、

新しい形態での出版によりさらに多くの人の手に触れるであろうことが本当に嬉しいですね。

荻原さんの代表作である勾玉三部作、その一作目であることに加え個人的に3つの中でこれが一番好きなので、思い入れはとても強いです。

メインの少年少女がなかなか相容れられぬ立場に置かれるのは三部作通しての共通点ですが、

不死の民、転生の民という存在の根本から違ってしまうような違いを持った今作の二人の物語は、

一体どのような結末を迎えるのだろうかと非常に気になるものでした。

それと同時に二人を応援したくなる気持ちも湧き、つい感情移入してしまうのです。

もちろん設定だけではなく、人物に魅力があるからこそそういう気持ちを抱くものです。

自らの立場に苦悩する狭也、どこまでも純粋な稚羽矢、周りをとりまく味方となる者から敵対する者、

人と神の垣根さえ越えて様々な想いや思惑が入り混じり紡がれる物語は非常に壮大で読み応えのあるものです。
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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 夏海 投稿日 2006/3/5
形式: 新書
荻原さんの作品に出会ったのは中学生か高校生になったばかりのころ。

大人になった今でも荻原さんの作品がどうしても忘れられず、つい全巻揃えてしまいました。

荻原さんの作品の魅力は、世界観がすごいということ。

登場人物の個性や心情、ひとつひとつが文章で無駄なく表現されていて、読んでるだけでその場の雰囲気や風景が見えてくるかのような気がします。

それに、作家さんの処女作としては良作と言えるのではないでしょうか。

現在は「空色勾玉」に加え、「白鳥異伝」、「薄紅天女」、新作として「風神秘抄」がでてますが、どれもオススメできる一品です!

今は文庫本もでているようなので、一度読んで見る事をオススメします。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Amazon カスタマー 投稿日 2015/5/16
形式: 文庫
勾玉三部作の第一部としてこちらの評価も高くかなり絶賛されていましたが、私には合いませんでした。

時代背景やその設定はとても素晴らしいと思いましたが、問題は主人公の狭也です。

少しネタバレにもなりますが、水の乙女ということで争いに巻き込まれていきますが、最初はかなりのシンデレラストーリーです。あまり狭也自身の努力などは感じられません。かなり気が強いというか生意気な態度の主人公の言葉も少し気になりました。
途中から自分の意志で輝の元から稚羽矢を連れて出て行く所はこれから面白くなるかなぁと思いましたが中盤からは周りに大口を叩くだけでピンチの時に水の乙女の力のみが状況を打破出来ると言われているにもかかわらずその能力を全く使わず、ほぼ逃げる形になり助けに来てくれた人を優しいがおろかだのなんだの‥
私自身ダメ元でもやってみる!という主人公のほうが好きなのもあるかと思いますがその辺りで読むのが苦しくなり本を閉じてしまいました。これから狭也の能力が覚醒するのかもしれませんが、主人公の言動がどうも好きになれません。もう、狭也がどうなってもいいやーとさえ思ってしまいました。ですが他の方の評価はかなり高いものですし、日本のファンタジーとして面白い設定。美しい情景も浮かんできます。なので主人公の性格を好きになれなかったのが悔やまれます。こんな少数意見もあるというとで失礼します。
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