2004年三月に発売された、成人向けゲーム。
音声はついていませんが、この時期のPCゲームとしてはそれほど珍しくは無い。
PSゲームではすでに音声付が当たり前でしたが、PCゲームの音声付きの作品が出始めたのはこの作品が発売される前後ごろからだったと思います。
高名なヴァイオリニスト・如月紀雪の七十五日に故人の一人娘・如月颯沙(きさらぎ さらさ)と従兄弟の奥田友哉は再会する
如月颯沙は母親から日にすける淡い色の髪と海色の瞳、雪のような肌を受け継ぎ。まるで妖精の国か童話の国から間違ってこの世界に生まれてきたような、儚くも美しく少女だった。
颯沙は母は早くに亡くし、たった一人の肉親だった父を亡くしたことで、いやおうなしに現実に追い詰められようとしていた。
颯沙を気にかけながらも七つもの年の差から今一歩足を踏み出せない友哉
そんな現実と二人の微妙な温度差が颯沙をさらに苦しめる事になる。そして友哉からも現実からも逃れたいと颯沙が願った時、鏡の向こうに見知らぬ異世界の門が開いた。
友哉は思わず彼女を追うが、次の瞬間、気づいた時、友哉は異世界の国アルシオにいた。
その傍には、確かに腕をつかんだはずの颯沙はいなかった。
作品の全体にわたって、オルガンなどの楽器による独奏で叙情的な雰囲気が醸し出されます。
幻のように美しい少女・颯沙。彼女を追い求める青年・友哉は作品の中で颯沙を含め六人の女性と出会い、それぞれ恋とをしていきます。
CGのデザインは、典型的な中世欧州風ファンタジーと言いたいところですが
建物の作りや登場人物たちの衣装のデザインなど見れば、よく言えば独創的、悪く言えば統一性がありません。
ヨーロッパそれも東欧を思わせると思えば、和風だったりオリエント風だったり、現代風だったり、建物やキャラクターごとに違いますから、
どこの国がモデルだとか論じるのが難しい。
異世界の国であると演出したい作品の雰囲気にあわせているのでしょう。
精霊や魔法のようにファンタジーには必須の存在も登場しますが、決して謀略や争いはなく
主人公・友哉は塾講師をしている平凡な青年との設定ですから、特別な力もありません。
主人公を中心とした異世界での恋物語として話は進みます。