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1.松本さんは結婚し子供を育てた経験がないから、凡庸で保身に徹せざるをえない、中学の先生たちの普通の子を守らなければならない苦しい立場がわかっていない。一方的に自分の気に入らない人々を批判的に書くべきではない。
2.同様に、松本さんと仲間の暴力にあった被害者の方たちは一生、傷つくだろう。彼らの体と心にどう償うつもりなのか。
3.同様に、松本さんを愛して尽くして別れていった女性たちのことも不憫でならない。
4.社会(制度)や心ある人々が松本さんを更生させるために支払ったコストに対して感謝の気持ちがまだ足りない。
しかし、読み進むうちに、飾りのない、媚や甘えのない研ぎ澄まされたリアリズムだけの透明で凍てついた世界に引き寄せられました。コンクリートリバーと北上川の対比のシーン、同僚の青森の女性とひとつになるシーンでは、現代にこんなに美しい逢瀬があるのかと信じられない思いでした。彼のCDを次々と購入して聞いたら、やはり、遊びのないピュアな研ぎ澄まされた硬質な叙情が感じられました。言葉では言い表せませんが素晴らしいできばえです。曲作りや歌唱の技巧も天性のものと努力して獲得したものと双方を備えています。
実は、私も故郷をテーマにした歌を作っている者ですが、彼の本と歌に触れ、自分の存在意義を完全に無くしました。彼こそが、真のワーキングクラスヒーロー(ジョンレノンの曰くところの)になる人だと思います。