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空爆の歴史―終わらない大量虐殺 (岩波新書)
 
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空爆の歴史―終わらない大量虐殺 (岩波新書) [新書]

荒井 信一
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ヨーロッパ諸国による植民地制圧の手段として登場した空爆は、現代にいたるまで、戦争の中心的な役割を果たし、その“負の発展”を支えてきた。加害の側の力の圧倒的な優位性を背景に、とめどなく繰り返されてきた破壊と虐殺の実態を追究。「早期に戦争が終結できる」など、脈々と受け継がれてきた正当化論の虚構を浮き彫りにする。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

荒井 信一
1926年東京に生まれる。1949年東京大学文学部卒業。専攻は西洋史、国際関係史。現在、茨城大学名誉教授、駿河台大学名誉教授、日本の戦争責任資料センター共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 258ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/8/20)
  • ISBN-10: 4004311446
  • ISBN-13: 978-4004311447
  • 発売日: 2008/8/20
  • 商品の寸法: 17.6 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 革命人士 トップ500レビュアー
形式:新書
戦争前の「民間に被害を与えない」から、戦争の現実に直面して「民間被害もやむを得ない」へ変わっていく歴史を繰り返す空爆。エチオピア、ゲルニカ、重慶と第二次大戦前、民間人を積極的に殺戮した枢軸軍に比べて、連合軍は「民間人も軍需産業に協力しているから」と言い訳しつつ、結局は積極的な民間人殺戮をしてしまった。大戦後、「精密爆撃」を現実にするといいつつも、直近のコソボ紛争でも、技術は結局追いつかず民間に多大な被害を出しているのが実情だ。「軍事目標だけを標的に」という空爆のお題目はなかなか達成されないでいる戦争の現実を本書は示している。 
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
形式:新書
そもそも「空爆」はヨーロッパ諸国の植民地制圧の手段として登場した。
以来、空爆する側の圧倒的な優位性を背景に
今でも繰り返されている。
そのとき言われるのが「紛争を早期に終結させるため」という言葉だ。

日本はアメリカ軍の空爆で何百人もの民間人が亡くなった。
さすがに今では、あの東京大空襲、神戸大空襲、広島、長崎……
といった大量虐殺空爆はなくなった。しかしイラクでもチェチェンでも、
相変わらず空爆は繰り返される。

セルビアがNATOの空爆を受けたとき、Jリーグのストイコビッチが
試合中にユニフォームを脱いで
「NATO STOP STRIKES」と書かれたアンダーシャツを観客に見せたのは有名な話だ。

落とす側の論理が世界を動かしているからこそ、どこかで空爆正当化の考えに
終止符を打たなければならない。
空爆によって泣くのは、多くは何の関係もない「民間人」だからだ。」

抑えた筆致で空爆の問題点を解説していく本書は、単なる反戦本とは違った説得力がある。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ユニークな軸 2009/9/25
形式:新書
 戦略爆撃の検証だが、とりわけヒロシマの陰に隠れている感のある東京大空襲に焦点を当てたことは評価できる。精密機器頼みの、現米軍のかなり乱暴な戦略につながる筋道が見えてくる。中身は憂鬱な話ばかりで今後の展望や提言を欠くとはいえ、今までにありそうでなかった労作と言ってよい。
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