2010年3月31日に解散を発表したゆらゆら帝国にとって最後のアルバムとなった今作。
オフィシャルサイトにてギターの坂本氏は解散の理由を以下のように説明しています。
『アルバム「空洞です」とその後のライブツアーで、我々は、はっきりとバンドが過去最高に充実した状態、完成度にあると感じました。
この3人でしか表現できない演奏と世界観に到達した、という実感と自負がありました。
しかし、完成とはまた、終わりをも意味していたようです。』
ファンでもなんでも無い人が見たら「なんて自信過剰な奴なんだ」と思っても仕方が無いコメントですが、このアルバムを聴けば納得できると思います。
とは言え、あまり万人向けなアルバムでも無いかもしれないとも個人的には思います。
タイトルチューンの「空洞です」が苦手な方はには向かないかもしれません。
「発光体」や「ゆらゆら帝国で考え中」のようなアッパーなチューンは一曲も入っていません。
このアルバムには勢いは全くありません。静かな迫力と独特の緊張感と美しい旋律が詰まっています。
こんだけ中身の濃いアルバムのタイトルが「空洞です」ってのも面白い皮肉ですね。