内容は、極めて単純。
新宿で飲んだ帰りにヤクザにからまれて土下座したサラリーマンが一念発起して空手道場に通うというもの。
ただ、男なら自分のプライドや大事な人(家族など)を守るために、強くなりたいという願望を持つ人が少なくない中、本作品では臆病で運動不足なサラリーマンであった主人公が身体が変わるほど、空手に打ち込み心身ともに強くなる姿は痛快。
不倫する場面や若い空手の指導者の悩みを聞いてあげる場面などフィクション色が強い場面がある一方で、ビジネスマンクラスの雰囲気や会話がとてもリアルに描かれているのが印象的(私も空手道場に通っている)で、作者の他の格闘技ものとは一線を画する。
身体を鍛えたいという願望のあるサラリーマンや格闘技好きには特にお薦めの作品。
多忙な人でも強くなりたいという本能が蘇ってくるかもしれない。