お話自体は奇抜だとか非凡さが際立っていたわけではないのですが、
視覚的に幻想的で、細かく琴線に触れる作品でした。
両親の離婚という家庭不和に悩まされている高校生レイが、元国際弁護士で今はコーヒー屋の経営者と偶然出会い、恋に落ちる。
お互いにお互いの世界があり、過去がある。
高校生がほのかに抱く恋心がストレートにそのまま描かれていました。
過去の男だったり今ベッドを共有している男だったりと、ちらちら中途半端な伏線めいたものが出てきますが、その中途半端感も気にならない程度。
攻側がかなり年上で穏やかだからか、物語自体の雰囲気も穏やかです。
加えて絵が幻想的なのでよけいにおっとり、ゆっくりした感じの仕上がりでした。
超絶おススメまではいきませんが、悪くなかったです。
レイの笑い顔やはにかんだ顔など、仄かに色づいた頬が可愛いかったです。
濡れ場もそこまでがっつりではないのに、不思議と視覚的ないやらしさや淫靡がありました。