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空中ブランコ (文春文庫)
 
 

空中ブランコ (文春文庫) [文庫]

奥田 英朗
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (205件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第131回(平成16年度上半期) 直木賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

傑作『イン・ザ・プール』から二年。伊良部ふたたび!
ジャンプがうまくいかないサーカス団の団員、先端恐怖症のヤクザ……。精神科医伊良部のもとには今日もおかしな患者たちが訪れる --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 282ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/1/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4167711028
  • ISBN-13: 978-4167711023
  • 発売日: 2008/1/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (205件のカスタマーレビュー)
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51 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
小説を読んでこんなに笑ったのは久しぶりだ。
人間みんなどこか可笑しなところがあるよね、というユーモアに溢れた人間賛歌。

飛べなくなった空中ブランコ乗り。
尖ったものが苦手な先端恐怖症のヤクザ。
義父である教授のヅラをはがしたくなる医師。
ボールが投げられなくなったプロ野球選手。
過去に書いた小説と同じ小説を書いてしまうのではないかと、気に病む女流作家。

それぞれの登場人物たちは、自分がどこかおかしいのではないかと思って伊良部総合病院の神経科のドアを叩く。
しかしそこにはそんな患者たちよりもっとおかしい精神科医、伊良部がいるのである。

丸々と太った体、子供のような言動。
伊良部に振り回されるうちに、患者たちはやがて、まわりの人たちも自分と同じような悩みを持っていることに気づく。
こう書いてしまうと陳腐かもしれないが、実際狭い世界にいると、本当ならこだわらなくてもいいような部分に固執してしまうのはよくあることだ。
僕自身もしばしばそうなる。

このおかしな医師、伊良部はそんな行き詰った人たちの視界をほんのちょっと広げてくれるのかもしれない。
日常に疲れた人に、ぜひおすすめしたい一冊である。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「マドンナ」「イン・ザ・プール」でおしくも直木賞を逃したが、本作品で第131回直木賞を受賞した。まさに直木賞の名に恥じない作品。(前2作で獲ってもおかしくなかったが・・・)

怪作「イン・ザ・プール」の続編。
この作品は、すごく好きな人と、全く受け付けない人の二通りにわかれるとおもうが、私にとっては「ハマッタ」作品である。

とにかく、主人公の精神科医・伊良部のキャラクターがよい。
あるときは主役となり、またある時は脇に回り、とにかくいい味を出している。また、伊良部以外の登場人物も、キャラ立てがしっかりしている。
ひたすら笑わせる小説でありながら、泣かせる(?)ツボをおさえている。

作者の代表作「最悪」「邪魔」とは、全く違った路線の作品でありながら、文章展開のうまさは両群の作品に通じるものであり、本作品ではあらためて作者の才能を痛感させられた。

直木賞をきっかけにこの作品を読まれる方は、もちろんこの作品から読んでもいのだが、できれば「イン・ザ・プール」を先に読んだ方がよりこの作品を楽しめると思う(この作品と遜色のないおもしろさ!!)

最後にうんちくをふたつ。

本作品は、作者が原因不明の腹痛におそわれ、「神経科」に通院した際、2週間ごとの受診が楽しみであった、という実体験を元に書いたそうであり、伊良部のモデルは、同姓のプロ野球選手と、漫画「こまわりくん」キャラを合わせたものだそうである。

このレビューは参考になりましたか?
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:単行本
「イン・ザ・プール」に続く伊良部先生の診察室第二弾。相変わらず笑える。患者の症状は前作の方が面白い(例えば「勃ちっぱなし」)が、患者達のキャラクターは本作の方が上だろう。中でも「女流作家」という作品は、著者自身のまじめな気持ちが入っているようでかなりテンションが高く、前のめりになりそうである。この作品にチョットだけ登場し貶されている作家の奥山英太郎は間違いなく著者自身のことである(収入以外は…)。

この作品が凄いのは、現代の日本人が抱える心の問題を描いているにも拘わらず、それをそのまま描くのではなく、レベルの高い「笑い」にまで転化されているところなのだろうと思う。さらに、現実にはいそうもない伊良部先生に「私(僕やオレ)もこういう風に治療されてみたいなぁ」と思わせるという意味では、『リアルな大人のおとぎ話』のようにも思える。

笑えすぎる作品なので、なんだか「直木賞」受賞作に思えないような気も一瞬したのだが、文藝春秋社の創設者で直木賞と芥川賞を考案した作家の菊池寛が「作家が書きたくて書いているものが純文芸(芥川賞)で、人を悦ばすために書いているのが大衆文芸(直木賞)だ」と書いた(言った?)のを思い出してみると、この作品はやはり直木賞に相応しい。
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やっぱり面白かった!
インザプールで伊良部にハマり、すぐに空中ブランコを購入しました。話はワンパターンですが、それでも全然飽きないです。伊良部という人物に魅力があるからですね。今回も笑... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: みどり
テーマを読み取る。
このシリーズを読んでいくと、結末はわかりますよね。
何らかの問題(病)を抱える主人公が何かの縁で伊良部に出会い、... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: sanapon
ホント今更ですが
伊良部シリーズにハマりました。
外食先でビールを飲みながら一話ずつ読んでいるのですが、... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 黒猫
現代文学の最高傑作、ここにあり。
Dr.伊良部一郎シリーズ「イン・ザ・プール」の続編で、Dr.伊良部一郎3部作の2部だが、個人的にはこの2部が一番好きだ。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 地方の
特殊な病気への普遍的な処方箋
笑いあり感動あり。エンターテインメントとしてはケチのつけようのない傑作です!... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: はに丸
前作からパワーアップ
人間不信のサーカス団員、先端恐怖症のやくざ、ノーコン病のプロ野球選手。困り果てた末に病院を訪ねてみれば・・・。神経科医伊良部シリーズ第二弾。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: スイスロール
ある意味爽快感あり
「イン・ザ・プール」に続く、精神科医:伊良部シリーズです。
むちゃくちゃだろ!
おーい!
やりすぎだ!... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ガリメロ
もう直木賞は廃止しろ
空中ブランコはまあ★3、それ以外はひどすぎる。センスのない文章で内容も下らない。人物も描けてないしユーモアセンスも小学生レベル。本として出したら駄目だろ。
投稿日: 12か月前 投稿者: シーラカンス
おすすめである.
飛べない空中ブランコ乗り、先端恐怖症であるやくざ、ズラである事を隠している事を世間に知らせたくて仕方ない医師、とにかく設定が面白い.伊良部医師のめちゃくちゃ加減と... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: 読書が好き
癒されたかも
「面白い本がある」と妹に薦められた。
内容を聞くと精神科医の話らしい。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: しょなるふ
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