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空を引き寄せる石
 
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空を引き寄せる石 [単行本]

蜂飼 耳
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

目のくらむような瞬間。読むことの至福。研ぎ澄まされた五感と言葉の結晶。

出版社からのコメント

2006年に刊行された第二詩集『食うものは食われる夜』(思潮
社刊)で、第56回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞し、また一方、絵本作家・
小説家としても精力的に作品を発表するなど、ますます活動の幅を広げている詩
人蜂飼耳。
著者の第二エッセイ集である本書は、前作『孔雀の羽の目がみてる』刊行後2年
余りの間に新聞・雑誌などに発表した文章の中から、59篇を選りすぐり収録して
いる。
「日々の隙間に光る出来事や、出会うべくして出会った本のことなどが軸となっ
ている。生きていることそのものに突然揺さぶりを掛けてくるような思いがけな
い瞬間はいつも贈り物のようにやって来る。それを蝶のように捕まえて、言葉に
表わしているうちに、あっというまに一年二年と経ってしまう。変わらないよう
に見えるのは石だ。雨を受け、雪をかぶり、陽に灼かれても、黙って空へ向かっ
ている。冷たいように思えたその佇まいがこのごろは温かいものに感じられてき
た。どうしてなのか、わからない。旅先などで石を拾ってきて文鎮にすることも
つづいている。石は息をひそめて開かれた本のページを押さえる。」(本文よ
り)
日常のささやかながら目の眩むような瞬間が、研ぎ澄まされた五感によって鋭く
捉えられ、言葉として結晶する。ページから立ち上がってくるそれらの言葉は、
一層輝きを増している。
前作に引き続き、今回も装幀を担当するのは菊地信義。揃いのようでもあり、ま
た非対称でもある個性的な二冊の本は、著者の文を読み味わう悦びへと読者をい
ざなう。

登録情報

  • 単行本: 222ページ
  • 出版社: 白水社 (2007/01)
  • ISBN-10: 4560027951
  • ISBN-13: 978-4560027950
  • 発売日: 2007/01
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 439,137位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 本を読むときに、筋を追うということも大事ですが、
 筋には関係なく、文章の心地よいリズムに、身をゆだねるのも、
 時には楽しいことです。

 詩人の蜂飼耳さんのエッセー集、
 『空を引き寄せる石』(白水社)は、そんな本です。

 蜂飼耳さんの日本語のリズムに身をゆだねることが気持ちいい。

 蜂飼さんの日本語に、ゆらり揺られて、
 気がついたら、今まで誰も表現しなかった場所に、
 いつの間にか連れて行かれている――そんな感じです。

 この人は、どこまで日本語の可能性を広げていくのでしょうか。
 どこまで、わたくしたちを連れて行ってくれるのでしょうか。
 とても、気になる人です。

    *

 あなたも、身をゆだねてみませんか。
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形式:単行本
本、旅の先で、ものをみつめるゆるぎなき眼で書かれてあります。どのエッセイも2・3ページで、無駄な言葉はひとつもありません。一字一句をのがさないように、蜂飼さんに必死でついていくように読みました。詠うようなエッセイです。
『詩人という語は、気障かつ滑稽なニュアンスで使われがちだ。けれども、詩を書く人間たちは、必ずしも花鳥風月を愛でて眠り込んでいるわけではなく、自分の感情を吐露するためにだけ書いているものでもない。言葉の手を握って、引いて、普段の場所から連れ出し、新しいものの見方を示すもの、それが詩だ。』
『言葉が縮める距離を見たい、といつも思っているけれど、言葉は、指し示すだけで縮めはしないのかもしれない。縮めるのは、生きているひとの心拍、滞ることのない血流、気温に合わせて下がりはしないこの体温なのかもしれない。』
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