よく知られている虹やオーロラ、雷、日暈、月暈から、ややマニアックなグリーンフラッシュや
ブロッケン、太陽柱(サンピラー)、さらには聞いたこともないものまで、光が関係する様々な
大気現象を紹介する図鑑である。光に関係するものだけで、これほどの種類があることに驚く。
その現象が存在することを知っていなければ、目にしていても見過ごしてしまうような地味な現象もある。
虹のような七色の帯だけでも、かなりの種類があることを知った。
本書を知ったきっかけは、あるとき高い空に短いY字型の虹を見たことだった。正体不明のまま撮影したが、
たまたま本書を持っている友人から「それはカンテンチョウアークだろう」と教わらなかったら、
自分の中ではナゾのまま終わっていたに違いない。
名前を聞いた後も、それがどのような漢字表記でどのような現象なのか皆目見当がつかなかったが、
本書を見せてもらい、「環天頂アーク」の写真と解説を読んだ。
他の項目の写真や文章も素晴らしかったので、すぐに注文した。この友人には今も感謝している。
項目によっては科学的解説が理解困難だったが、写真が美しいので、解説は読み飛ばして写真集として
パラパラめくるだけでも楽しい本である。