■20世紀初頭、ライト兄弟によって実現した「飛行の夢」。
常に「空の文化」を先導してきたアメリカの歴史から著者のくみ取ったものは?
「戦争を終わらせるための戦争」として始めまった第一次世界大戦。
それが「世紀の扉」「戦争の扉」を開くことになる。
第二次世界大戦では、「平和」をもたらすものとして、原子爆弾が投下される。
そして戦後進められた宇宙開発は平和のため??
■とりわけ印象的なのが、随所で取り上げられている写真やポスタ−などの解説です。
例えば、
9.11崩壊ビルの瓦礫の上に消防士が立てた星条旗
映画にもなった第二次大戦の硫黄島で掲げた星条旗
それにアポロ11号が月面着陸した歳に翻っていた星条旗
いずれも国威の発揚につながる映像として共通するものを感じました。
二度の世界大戦とヴェトナム戦争、東西冷戦を経て、米国の「空の文化」が、
どのように今日の覇権主義や軍事的冒険主義とつながり、
「空の帝国」となってきたのかを解き明かすお薦めの書です。