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究極の田んぼ
 
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究極の田んぼ [単行本(ソフトカバー)]

岩澤信夫
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

怠け者、変わり者と笑われながら、長年の試行錯誤と工夫の積み重ねによって、田んぼを耕さず、農薬も肥料も使わずに多収穫のイネを作ることに成功した男の物語。地球と人と生きものに優しい市民農園・村おこし構想を提言!

内容(「BOOK」データベースより)

不耕起移植栽培の普及と環境再生農業の提唱で2008年度吉川英治文化賞に輝いた著者が、市民と農家が共に楽しめる、地球と人と生きものに本当に優しい市民農園・村おこし構想を提言する。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 212ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2010/4/2)
  • ISBN-10: 453249088X
  • ISBN-13: 978-4532490881
  • 発売日: 2010/4/2
  • 商品の寸法: 19.6 x 13.1 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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54 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By うまやど トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
収量を増やすには、田んぼを耕して、肥料をやって・・・
というのは、余りにも古来からの常識ではなかったか。

筆者は、手がかからず収量があってお金もかからない農法を
追求していった結果、

「田んぼは耕さないほうがいい」

という驚くべき事を発見した。
もちろん、何もしない方がいいというような不思議話では
ない。宗教でもない。

冷害で強かった田んぼの調査、オーストラリアに入植した
日系人の栽培の調査、雑草が生えない田んぼの調査、
そんな積み重ねで、発見されたものだ。

筆者が提唱する「不耕起栽培」というのは、稲刈り後、
すぐに米ぬかをまいて田んぼに水をはっておく「冬期湛水」
というのと、低温で2ヶ月かけて育成した苗を植える
「不耕起移植栽培」の組み合わせである。筆者は、この
ために深植えできる専用の田植機まで開発している。

「冬期湛水」すると、田んぼの中にイトミミズが大量に
育つ。それが、地味を豊かにし、雑草の発生を抑制する。
また上記した苗の育て方をすると、強い苗ができる。
こうすると、田んぼを耕す必要がない。それでいて、
雑草に強く、収量も豊かで、味の良いコメができる。
雑草に強いから、農薬も要らない。地味がいいから、
肥料がいらない。

結果として、普通の自然農法より、さらにいい「究極の
田んぼ」ができるということなのである。

稲作の常識を非凡に打ち破り、なおかつ持続可能な
古くて新しい農業。是非いちど読んでおきたい本である。
このレビューは参考になりましたか?
29 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
たしかに、近代農業は、耕起を前提にすることによって、面積あたりの収量は増え、生産管理は容易になり、市場に出すための安定した品質の作物の生産はやりやすくなりました。

しかし、単一作付け・多投入型の近代農法の普及と機械化の進行によって、作土のみをコントロールすることが主流となった現在、過度の耕耘によって形成される、耕盤と呼ばれる毛管層と作土を分断して、植物の根を通さない硬い土の層によっておこる農地の劣化の問題や、投入資材の大量化、残留による土壌障害の問題が大きくなってきました。

このような近代農法が、今、限界に達しつつあるのではないでしょうか。

今後は、生物群が織り成す物質循環を維持しながら、最小限のエネルギー投入で、しかも安全な作物を作っていくのが、地球環境のためにもよいし、これからの人々の期待の中心になっていくと思われます。

それを具体的に実践していく上で、「不耕起栽培」という手法は、十分検討に値する農法なのではないでしょうか。

少なくとも「耕起するのがあたりまえ」という固定観念は一旦捨てて、不耕起も農法の選択肢の一つとして考えてみる必要があるでしょう。

この本は、その具体的な実践事例として非常に貴重です。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
作者の到達した方法論、成苗の低温育苗、不耕起、冬季湛水、糸ミミズの肥料および除草効果の活用といった
要素の組み合わせが生み出した、耕さず、肥料も農薬も使わない、しかも多収穫の究極の田んぼは興味深いが、
本書の面白さの深層は、その技術開発過程にある。
 
 作者は、千葉のスイカ栽培で成功した後に稲作に乗り出した。生粋の稲作農家ではなく、自宅の田んぼは奥さんに任せて(!)、東北の篤農家に話を聞き、海外の事例を研究し、不耕起栽培普及会を組織、不耕起用田植機の開発などにも関与していく。そして、究極の田んぼの最初のステップは、冷害の中ポツポツと実った田んぼが、みな 成苗の手植えであることの発見にあった。千葉の農家が、東北の冷害に強い農法を発見したのである。
したがって、この人の活動は、普及会に集った多くの農家への指導と、多くの農家の試行錯誤の成果の集積の上に成立している。特定の土地、一人の観察眼に優れた(あるいは神がかった)スーパー農家の、素晴らしいけれども一人きりの成功物語とは、そこが異なる。

 優れた農法は一つではない。本書でも触れられている、本書の方法と正反対(推苗植え、間欠給水)のSRI農法も、多くの土地で優れた結果を出している興味深い農法である。そして、正反対でありながら、この農法を発見した方法論は、作者の方法と似ている。ポツポツと点在する優れた田んぼを観察し、その要因を組み合わせていった一人の神父(!)が、近隣の農家を指導してSRI農法を創始したのだそうである。

 日本の農業試験場のような中央集権的な技術開発、アメリカ流のアグリ・ビジネスと伍して、この本の作者のような在野の叡智が、無名・無数の創意工夫を集めて、常識を覆していく。その進歩は、千年一日の如くと思われた農業分野においてすら、思いのほか速い。どうやら、今、真っ先に劣勢なのは農業試験場スタイルの手法のように思われる。作者の、衆知を集めるスタイルは、インターネットエイジの農業技術開発方法論に示唆を与えているように思うが、みんなどう思う?
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すごい人だ。
レビューを読んでいて、
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投稿日: 15か月前 投稿者: dream4ever
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投稿日: 16か月前 投稿者: D!as
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