数年前の競馬界。とりわけサンデー産駒全盛期の競馬における馬券検討においては「サンデー」と「その他」という大きな分別ファクターが存在していた。サンデーが走りやすい条件とそうでない条件を大まかに把握しておくだけで馬券の検討が行えるという幸福な時代があった。
しかし、今や優秀なるサンデーの仔らが種牡馬になり、その頭数たるやハンパではない域に達している。時代は変わった。サンデーの孫は必ずしもサンデー直仔のように走らない。たとえばステイゴールド産駒がなぜ穴を開けまくるのか?人気のフジキセキ産駒が負けるパターンは?なぜダンスインザダーク産駒がレースをやめてしまうのか?
好走条件の違いは何処にあるのか?つぶさに見ていく必要があるだろう。
サンデー系だけではなく、毎週のように目にする他系統の種牡馬についての分析も必読。ただし、著者の理論である「Mの法則」の分類の基本をふまえて読むと理解しやすいのではないかと思う。