まず、漢字とひらかなとが絶妙にバランスがとれていて、非常に読みやすく、専門書にもかかわらず、自然と読むことが出来ます。また、読んでいて、単なる問題集ではなく、一冊の立派な財務会計理論の「テキスト本」だと思いました。現在のように複雑・多岐な財務会計をテキストとして記述するには、800ページ程度のボリユームが必要ですが、あまりにも膨大すぎて、要点がよく理解できないというのが本音ではないでしょうか?それに対して、この穴埋め・記述で学ぶ『財務会計理論』は、複合的・立体的に理解出来るように工夫されていて、記述に無駄がなく、しかも核心が問題提起されているので、正確に短時間で理解するには、最適な書物(テキストとして)であると考えます。最初の「勉強と本書の利用方法」から始まり、設問の展開と解答の見事さ、分かり易い図や表、また会計に関する各著名人の格言、各章末のコーヒーブレイクと本のデザインが楽しく学べるように工夫されているのも、親しみやすく感じます。