この本のレビューの前に、先に元の原作ゲームのシナリオ展開を少し説明しないといけません。
それは「大筋のストーリーからヒロイン一人ずつ順に分岐していく」ということ。
恋愛ADVならば、特定のキャラとのエピソードを中心にノベライズすればいいのですが、このゲームは純粋なADVのストーリーの派生としてヒロインのEDに分岐する為、一人目のキャラを攻略できる時点と五人目を攻略できる時点では本筋のエピソードの消化具合が違います。
・・・それを考慮した結果か、『主人公は小説本編で誰のルートも入らないで次のキャラの話に続く』という形になっています。フィオネ編と銘打たず、黒き羽とサブタイトルについてるのはその為なんでしょうね。フィオネメインの話ですが、何とフィオネとエロいことをせずに終わってしまいます・・・。
まぁそれじゃ流石にハーヴェーストで出す意味もないのでとってつけたように、小説版カイムの選択しなかったもう一つの世界として、本編終了後にアナザーストーリーでフィオネとのエロが補完されています。20ページ強で一回で終わりますが・・・。
多分ヒロインの人数分は本が出るようですが、ティア以外のキャラはきっとこんな扱いなんだろうと予測されます。勿論サブキャラとのエロは全く期待できません。
これを「ユースティアの世界観や雰囲気の為だからエロ要素が小説版に無いのは問題ない!」と取るか、「いやいやオレはべっかん絵のキャラのエロやオーガストのラブコメ要素が見たかったんスよ!」と取るかで評価が変わります。
私個人としては後者だったのでこの評価としました。
普通の一般小説として読む分には中々楽しめたのですが、一般小説として読むなら他の文庫で出せば事足りるので、構成が難しかったのはわかりますがそこは何とかヒロインとのエロやその後を上手く組み込んで欲しかったところです。
中のイラストは「はにはに」「あけるり」「FA」と同じ人のようで、非常にべっかんこうさんに似ています。
CGをそのままアナログイラスト化したようなそっくりな絵ですが、どなたが描かれてるんでしょうかね・・・?
まぁそんなこんなで長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さった方に感謝。
購入の際に少しでも参考にして頂けたらと思います。
最後に、もしノベライズの関係者の方が私のレビューを見ることがありましたらお願いです。
エロや恋愛要素増やして下さい、ほんとマジで!!!!!1