誰も見向きもしなかったゴミ捨て場と化していた空き地に、ベトナム人の少女が自分だけの理由でライマメを蒔いた。そのことがこのおはなしの始まりで、窓から少女の行為を見た白人のおばあさん、そのおばあさんに頼まれて少女のライマメに水をやる町の学校の用務員さん、その用務員さんが空き地に畑を作っているのを見て自分も畑を作ったグアテマラからの移住民、畑を作っている人々を見てゴミ捨て場になっている空き地をきれいにしようと役所に働きかける女性、などなど、次から次へと見捨てられていた空き地に人々が係わっていき、人の繋がりが出来て行くのです。いろんな年代や人種の13人のそれぞれのお話によって、ゴミ捨て場だった空き地が、みんなの憩いの場所になっていく様子が描かれています。
空き地が畑になっただけなのに、荒野に町が出来たような感じを与えてくれました。
ほのぼのと心の温まるお話です。