鎌倉時代の人口は800万人、江戸時代は3,000万人、明治時代から急激に増え始め2006年の1億3,000万人をピークとし急激に減少しつつある。
日本は現在、移行期的混乱期に入っている。価値観を脱構築し再構築すべきではないかとの問題提起である。
裏打ちとしてエマニュエル・ドットの考察及び戦後の価値観の変遷の特徴が述べられている。
.60年代のトピック
高度成長の時代。所得倍増計画。
誰にも見られず、誰にも褒められをしないにも拘らず「仕事」に打ち込むという労働エートスの時代。
.70年代
消費資本主義。一億総中流幻想の時代。
生きることは働くことでなく遊ぶこと。
象徴するメディアはテレビ。
共同体・家族構造の変容。
コンビニの隆盛。
.80年代以降
金融資本主義(グローバリズムの跋扈)
新自由主義の幕開け(日本的経営の崩壊)
全てが金銭に換算される価値観への収斂。
共同体・家族構造の解体。
インターネットの時代。
現在の日本においては、何の疑問もなく成長一点張りの議論が喧しいが1956〜1973年の高度成長期、1974〜1990年の相対安定期、1991〜2008年の停滞期の成長率はそれぞれ9%、4%、1%で段階的に下降している。皆、まだ成長の夢を見続けているのではないだろうか。
しかし、パラダイムの転換が必要ではないか。ということである。
そう言われればそうだ。解決策は自ずから出てくるのであろう。
こうして見てくると、テレビの時代が既に黄昏に入っていることも見て取れる。