08年、都市生活者の不景気からのあぶれを、中南米へ農奴等として受け入れてもらった棄民政策より100周年。
ブラジルでは、1945年の敗戦後、日本の敗戦を信じない者が8〜9割おり、臣道聯盟なる団体を創り、敗戦を唱える認識派を攻撃し、天誅の名でリーダーなど23人を暗殺し、147人の負傷者をだした。
90年日本では、公式には親族訪問だが、実際は3K労働力を補うため、日系人と配偶者が定住者として滞在できるようになった。
以来ブラジルより10倍稼げる日本へデカセギする者は多いが、派遣労働などで自信や自尊心が奪われ、お互いが繋がれず不信感・怯えを持ち、そのストレスを消費行動にぶつけるしかないにもかかわらず、社会的に放置されている実態を本書は浮き彫りにする。
就職差別・義務教育の就学義務すらない中、外登証に替わる在留カードで国が一元管理を予定しているが、介護士受け入れも始まっているのに総合受け入れ基本政策もなく、働けない者は日本・外国人問わず退場(自死・退去)しろとの、政府の思惑が透けて見えるようだ。