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周の時代が衰え、紀元前221年、秦王の政(勝新太郎)は紀元前221年に中国を統一し、自ら始皇帝と名乗り、世界最大の王国・秦を誕生させる。しかし、万里の長城の建立や焚書坑儒など始皇帝の独裁と圧政は至るところで民衆の反発を呼んでいき……。
大映が『釈迦』に続いて放った70ミリ映画(スーパーテクニラマ)第2弾。ここでは東洋の暴君ネロとも伝えられる始皇帝の激動の生涯を、スペクタクル史劇超大作として堂々と描いていく。ベテラン田中重雄監督の演出がややまどろっこしいのが難ではあるが、それを補ってあまりあるカツシンの熱演が素晴らしく、日本人が演じているにも関わらず、まるで始皇帝がこの世に甦ったかのような興奮すら覚えてしまう。まだ中国との国交が回復していなかった時代、台湾ロケで可能となった戦闘シーンもなかなか頑張っている。また、伊福部昭の音楽が、暴君の野望と孤独、そして彼に振り回されていく歴史の運命を崇高に奏でているのも忘れがたい。(増當竜也)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
当時台湾縦断ロケによる撮影と巨大セットが話題となった、中国統一を果たした秦の始皇帝の半生を描いた歴史スペクタクル。愛する妻を殺された始皇帝は外敵の侵入から国を守るため“万里の長城”の建設に没頭するが、国民たちが貧困に喘ぐようになり…。