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秘録・陸軍中野学校 (新潮文庫)
 
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秘録・陸軍中野学校 (新潮文庫) [文庫]

畠山 清行 , 保阪 正康
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「謀略は『誠』なり」―欧米諸国に対して情報戦に出遅れた日本は、昭和十三年、秘密裏に工作員養成機関「陸軍中野学校」を誕生させた。軍部の因習から離れた合理的、開明的な教育は、敗戦までの僅かな間に驚嘆すべき成果を挙げるが…。諜報とは何か、謀略とは何か。出身者たちの活躍と失敗を徹底的に追いながら、戦争の裏面と工作員の実態に迫った傑作ノンフィクション作品。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

畠山 清行
1905‐1991。北海道石狩町生れ。本名きよつら(「せいこう」は筆名)。青年時代にアナーキスト運動に参加するなどしたのちに、文筆の世界に入り、戦後初期には出版社も経営。主に実録作品の分野に健筆を揮った

保阪 正康
1939(昭和14)年、北海道生れ。同志社大学文学部卒業後、編集者などを経てノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 700ページ
  • 出版社: 新潮社 (2003/07)
  • ISBN-10: 4101155216
  • ISBN-13: 978-4101155210
  • 発売日: 2003/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
太平洋戦争において影ながら活躍し、滅びていった日本の情報機関。

その機関員達を養成し、各戦線に送り出していったのが本書のタイトルにもある陸軍中野学校だ。

本書は昭和46年から49年に番町書房より刊行された「陸軍中野学校」全6巻を底本として一部を抜粋し、再編集したものである。

多少資料としては古いものと思われるかもしれないが、旧日本軍の情報機関。

つまりスパイを取り扱った貴重な本であり、また情報戦においても敗北を喫した旧日本軍の実情を暴いた迫真のドキュメントである。

原本の著者である畠山清行氏の丹念な取材と、客観的な視点による描写はとても読みやすく理解しやすい。

本書は中野学校の工作活動は勿論として、その教育・訓練について詳しい描写があり、中野学校が現代の情報機関でも通用する先進的な工作員養成システムを作り上げていたことが伺える。

中野学校の教育精神の礎となった、日露戦争における明石元次郎大佐の活躍も収録してあり、日本のスパイ史を俯瞰する上でも欠かせない本である。

光人社NF文庫から出版されている「憲兵物語」でもあったように

工作活動においては信頼関係こそが非常に重要であるといった見解は、スパイに対して偏見を持っている人にとって大きな衝撃を受けるものではないだろうか。

謀略は「誠」である、という言葉は非常に重い。

ご一読あれ。
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26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
著者は「日本の埋蔵金」などの著書のある畠山清行氏で、編集はノンフィクションでは定評のある保阪正康氏です。中野学校は、その昔、小生の親族の一人が在籍していただけあり、興味をもって何度も読ませて頂きました。当然ながら「学校」システムそのものの克明な「足跡」調査は難しく、詳細暴露については有る意味インパクトに欠ける印象も否定できません。が、それはそれとして著者の熱意ある取材と努力には心より敬意を表します。時折小生に言葉少なに話して頂いた当時の状況そのものが、この書の随所に書かれており、深く感銘を覚えました。小生は決して戦争肯定論者ではございません。しかしながら、信念を貫きながら生きながらえるという執念にも似た「合言葉」。公私共につまづいていた小生にとっては、なにか、心の底から力が湧いてきたような気がいたします。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By RB トップ500レビュアー
形式:文庫
タイトルから期待した「中野学校」の詳細は、それほどの記述は無かった。
しかし、その外縁は非常に丹念に取材したであろうことが伝わる。
外縁の詳細により、日本におけるスパイ養成がどのようなものであったかが
量り知ることができる。
記録に残されない存在がどんなものだったかを知ることは難しいが、
この本は、その難しさに挑み、全てではなくとも事実を伝えてくれた。
このレビューは参考になりましたか?
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旧軍の情報戦を垣間見ることができる
昨今のインテリジェンス(情報)ブームを受けて、再び日の目を見つつある陸軍中野学校。本書が書かれたのは30年以上前で、中野学校関係者への取材を基に書かれている。筆者... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: Fernald
読み物
肝心の中野学校そのものについての記述が本の厚みの割にかなり少なく大いに落胆させられた。大半は著者独自の謀略論と聞き及んだエピソードが語られている。そのエピソードも... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: アラビアのローレンツ力
@スパイとは?'A中野学校とは?'B卒業生のその後
『中野学校』………毒ガス細菌兵器の習志野学校とともに当時の日本陸軍で秘匿されていた機関で、この中野学校を有名にしたのが、1970年代、ルバング島からの小野田少尉帰... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: 往西俊治(Real name)
驚くべき内容
嘗ての日本陸軍の工作員養成機関「中野学校」の出身者による数々の活動が記載されています。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: 半可通
謀略は誠なり。その熱き思い。
... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 岡野秀城
外なる天業恢弘の範を明石大佐にとる
 昭和13年に開所し終戦とともに閉鎖した陸軍中野学校。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/16 投稿者: 佐藤さえ
インパクト弱い
中野学校で何が行われていたか、どういう組織だったかという検証本。衝撃的事実の暴露はなくインパクト弱い。
投稿日: 2005/3/28 投稿者: キットカット
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