秘神界(現代編)はその名の通り現代を舞台にしたクトゥルー神話です。
歴史編では歴史に名を残せるような大物たちが主人公であることが多かったため、
邪神も自らお出ましになりました。現代編の主人公は普通の人であるため、
向こう側も信者かせいぜい眷属が出てくるだけであり、話が身近に感じられる
代わりにスケールが小さくなっています。
・・・歴史編の方がおもしろかった。
クトゥルー神話のドラマを作ろうとした時に起こった怪異「怪奇俳優の手紙」
有機農法で有名な閉鎖的な村が使っていた土は・・・「土神の贄」
洋館に隠遁する主人公が久しぶりに街に出たときの恐怖「ユアン・スーの夜」
落ちぶれた主人公が駆け込んだ叔母の元。しかし彼女には秘密があった。「泥濘」
メィジーで妖精チョッキリピンチャンと出会ったとき、そして恐怖の祭り「インサイド・アウト」
ある古い家に引っ越してから妻が次第におかしくなっていく。「或る彼岸の接近」
自分の周りでラブクラフトの小説通りのことが起こっていく。
あれは現実のはずはないのに。「夢見る神の都」
神話の眷属たちのバトルロイヤル「暗闇に一直線」
たまたまプロヴィデンスに立ち寄ったラブクラフト好きの主人公が体験した夢と恐怖の一夜「道」
邪神はあまり出てきませんが、ホラー小説と考えれば優れた作品が多かった。