董卓の残虐ぶりに唖然とするものの、物語はやはり太平道と五斗米道が平行して書かれている。そんな中、洛陽を焼き払い、遷都した董卓を殺しましょと、王允、呂布らがあっさりと始末してしまうのにはなかなかカッコイイ。だが、そのあとが悲惨。
「秘本」と銘打っているだけあって、全体に自然現象と史実を結び付けていたり、周瑜少年、孫策そろって15歳のエピソードが楽しい。曹操はじれったくなるくらい活躍できないでいるものの、ある人物の力によって黄巾賊3千の兵を得て、力を発揮。やっと面白くなってくる。呂布の身の置き所が右往左往しているが、「正史三国志」や「三国志演義」ではとうに出ていていいはずの劉備、関羽、張飛がチラッと顔を出すだけで、今頃一体、何をしているのだろう…と心配になってしまう。