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秘密 (文春文庫)
 
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秘密 (文春文庫) [文庫]

東野 圭吾
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (410件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

妻と小学五年生を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだ筈の妻だった──。

内容(「BOOK」データベースより)

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。

登録情報

  • 文庫: 452ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2001/05)
  • ISBN-10: 4167110067
  • ISBN-13: 978-4167110062
  • 発売日: 2001/05
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (410件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 659位 (本のベストセラーを見る)
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81 人中、68人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 悲しすぎる結末, 2006/3/24
レビュー対象商品: 秘密 (単行本)
最初は、何か微妙な設定だな…と思って読んでいました。

以前「三日間の奇跡」という本を読んだことがあり、それにかぶりました。

だけど、中盤の平介のどんどん高校生活になじんでいく直子に対する嫉妬など私には痛いほど共感できました。

やりすぎ感もありましたが、自分と同じ時を歩いていたはずの直子が、一人どんどん夢や希望をもっていくのはつらいだろうなと思いました。

まして、自分は体は娘であるがゆえに抱けない直子を思い恋愛もできない。なのに直子は異性との交流がある。平介の気持ちを考えると胸が痛くなりました。

そして、ラスト…本当に脱力感です。

これじゃいくらなんでも平介がかわいそうすぎます。

これを読み終えた今もなお胸の奥につっかえるような苦しさ、切なさがある本でした。
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155 人中、128人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これは凄い。。, 2004/2/6
レビュー対象商品: 秘密 (文春文庫) (文庫)
涙の無い感動。読了後 呆然。
悲壮感、喪失感、虚無感、孤独感、絶望感。
なんとも形容し難いブルーな感覚に陥りました。
「うわぁ、マジかんべんしてよもう。こんなのって。。」
という気持ちです。
男って、心が弱いからせめて体だけは強くできているのかも。
男にはちょっとつらい。
女性にとってはどうなんでしょう?

自分が主人公の立場だったら耐えられそうにも、
そして立ち直れそうにもないです。
実際読み終わってブルーな気分からしばらく立ち直れませんでした。
終わってからもう1度クライマックス付近を読み返すことでしょう。
そもそも誰が悪いのかと問われたら、
誰も悪くない様な、誰もが少しずつ悪い様な。
最善の選択なのか、仕方無しなのか、ずるさなのか。

そして、ではどうすれば良かったのか、と考えずにはいられません。
ラストで解るタイトル「秘密」の理由。
必読です。

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48 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 直子の選択は、本当に最善のものなのか?, 2006/1/27
レビュー対象商品: 秘密 (文春文庫) (文庫)
 読み終えて感じたのは、まず圧倒的な切なさ。そして「もっと何とかならんかったんかい!」という怒りに似た変な気持ち。さらにこうゆう風な愛の形もあるんだ、という許容心など複雑な感情がどんどんわいてきて、仕事をしてても、ついラストを思い出し、再考する自分がここにいる。また「あのノートには、きっと何も書かれていなかったんだ!」と気づいて驚愕する自分。私も男であり平介の気持ちが痛いほどわかり、素直に感情移入できた、しかしだからこそ「これから平介はどうなるんだ?」という気持ちが強い。妻をただただ愛し、浮気もせず、禁欲的な生活を送って14年・・・。54才になって一人ぼっちだ・・・。再婚だってできないだろう・・・。つらい、つらすぎる・・・わが身に当てはめると尚いっそう切なさがこみ上げ、平常心でいられなくなる。直子の選択は本当に正しいのか?自分にとってはそれが生きていくうえで最善かもしれないが、本気で平介のことを考えてはいないだろうと思う。これから再婚したら?とでも言うのだろうか?今後二度と直子には戻らないであろう藻奈美を見ながら、平介ははたして残りの人生を生きていけるのだろうか?つらすぎるっっ。自分には耐えられないであろうな・・・。と同時にもうひとつ考えたのは、自分も自分のためだけでなく、愛するものの事ももっと考えて生きていこう、やさしくなろうと思えたことだ。最近ちょっとしたことで妻とのけんかが多い。思いやる心をどこかに落としてきたようだ・・・。それを拾わせてくれた本でもある。

 切なくて何度も読み返すことなどおそらく自分にはできないが、今後の人生において、このラストのことと、ラストで考えさせられたことは一生忘れないであろう。
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