前回、「秘密5」で、薪氏周囲の人間達が迷走し始め、薪氏以外の人物の無能振りばかりが目立ち、これからどこへ行くのか・・・!?と思わせましたが・・・
1編のお話。
今回は、『貝沼事件』で第9が崩壊した後の時間軸からお話がスタートします。
『貝沼事件』により、世間ではますます『脳を暴く』捜査へのアレルギー、嫌悪が強まり、第9は実質薪氏一人となる。
そこに配属されてきた、捜査1課生え抜きの岡部警部。
彼も初めは、「脚で稼がず脳を除き見て何の捜査だ!」と第9への反発を隠せなかった。
だが、捜査の基本と信じてきた、観察し、聞き、話すーだけではうかがい知れなかった事件の深い部分、「人間は主観の生物であり、必ずしも本当のことを話すわけではない」「人間には思い込みがつき物である」ことを知り、薪氏自身の心の傷とそれを抱えながら人間の脳に切り込む捜査を目の前にすることから、MRI捜査への造詣を深め、薪氏の片腕へと成長していく。
いわば、『貝沼事件で崩壊した第9の再生の物語』
2編目のお話。
ある事件の捜査を通じ、青木は『貝沼事件』で薪の親友であった鈴木の脳から得た情景が今の自分に影響を与えているのではないか、自分は鈴木と似ているのか、否・・と悩み始める。
これからの薪・青木・三好の関係の変化、波乱を予想させる物語。
薪氏個人の能力や魅力、事件の特異性に頼ることなく、人間ドラマとして充分に『魅せる』展開になってきた『秘密』!!
この先も目が離せません。