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秘密の花園 (新潮文庫)
 
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秘密の花園 (新潮文庫) [文庫]

三浦 しをん
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

私は、なにをしているんだろう。どうしたら「私」でいられるんだろう?カトリック系女子高校に通う、三人の少女、那由多、淑子、翠。性格の異なる三人の「私」は、家族、学校、男たちの中にあって、それぞれが遠いはるかを、しずかに深くみつめている。「秘めごと」をかかえる彼女たちの微笑の裏側の自由。甘やかな痛みの底に眠る潔くも強靱な魂。自分を生き抜いていくために「私」が求めていたことは―。記念碑的青春小説。

内容(「MARC」データベースより)

幼い頃に受けた性的いたずらによるトラウマを抱える那由多、教師との不倫に悩む淑子、那由多にひそかな思いを寄せる翠。カトリック系女子高に通う17歳の3人の少女たちが織りなす心理&青春小説。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 278ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/02)
  • ISBN-10: 4101167540
  • ISBN-13: 978-4101167541
  • 発売日: 2007/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 少女という生き物, 2005/4/2
レビュー対象商品: 秘密の花園 (単行本)
三浦さんは最近とみに注目されているけれど、この本が中々書店に並んでいないのが悔しい。『私が語りはじめた彼は』も『むかしのはなし』も大好きなのだが、女と生まれた身としてこの物語はとても思い入れが深い。何でこんな風に、「うまく言えない」ような微妙で複雑な想いをこうまで相応しい言葉に置き換えられるのかと感心してしまう。
男性の方はむっとしてしまうかもしれないけれど、やっぱり少女の微妙で破壊と紙一重の静かな激情は男性には分からないのではないだろうか。気高い拒絶に満ちた、そんな心は。
 人間は、性からは逃れられない。そんなことを思い知るのがちょうど主人公たちの年頃だ。女というのはその性故にどこか救われがたい生き物だということも。この本を読んで自分の中にもこの三人がいることを思い出した。どの女性も少なからず、この三人を宿しているのではないだろうか。
 ぜひ読んで欲しい。そして、その後の三人にぼんやりと思いをはせて「でもこの子たちはきっと大丈夫だな」と微笑んで欲しい。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 もどかしい季節, 2005/12/13
レビュー対象商品: 秘密の花園 (単行本)
さすがに、ありきたりの女子高生青春小説にはなっていません。

あとがきに「記号でも消費物でもない誇り高い生き物である少女を書きたいと思った」とあって、実に繊細に残酷に愛情深く彼女達が描かれていると思います。

三人の主人公によって漢字とひらがなの比率や文体が違うのが面白いです。彼女達のトラウマに当たる部分の見当もだいたいついたりするのですが、前述した通り心理描写がとても細やかで引き込まれます。

ラストも決して甘くはないのに不思議と爽やかさが残りました。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 三浦しをんが叙情的に描く女子校小説, 2007/3/4
レビュー対象商品: 秘密の花園 (新潮文庫) (文庫)
2002年にマガジンハウスからハードカバーで出た小説の文庫版。

5年前の作品ということで、最近の三浦しをんの小説と比べると

まだ拙いところや、読みずらいところも若干あったりして、

「最初からすっごくうまかったわけじゃないんだ」と、逆に

感慨深くなったりもしました。

あるトラウマを抱えて、男の子とうまく付き合えない那由多(なゆた)、

教師との秘めた恋に悩む淑子、

周囲には無関心で冷静なのに、なぜか那由多にはこだわり続けてしまう翠。

3人の通うカトリック系の名門女子校を舞台に繰り広げられる物語は、

吉田秋生の「櫻の園」とか魚喃 キリコの「Blue」、最近だと、

ふたつの女子校間でクロスする複雑な人間模様を描いた志村 貴子の「青い花」など、

少女漫画の名作にも通じる、正しく叙情的な女子校ものである。

叙情的だけど感傷に溺れることなく、どこか冷めていて、大人より怜悧な少女たちの

会話や突然に見えて意味のある行動などの、軸がたよりなくてゆらめいている感じ、

だけどまっすぐで時には残酷な感じなど、素敵な緊張感が漂っていました。
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