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秘太刀馬の骨 (文春文庫)
 
 

秘太刀馬の骨 (文春文庫) [文庫]

藤沢 周平
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

北国の藩、筆頭家老暗殺につかわれた幻の剣「馬の骨」。下手人不明のまま六年、闇にうもれた秘太刀探索を下命された半十郎と銀次郎は藩内の剣客ひとりひとりと立合うことになる。やがて秘剣の裏に熾烈な執政をめぐる暗闘がみえてくる。

登録情報

  • 文庫: 318ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1995/11)
  • ISBN-10: 4167192306
  • ISBN-13: 978-4167192303
  • 発売日: 1995/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
 あっという間に読んでしまった。気づくと朝。作者の本の著書はどれも睡魔を軽々とやっつけてしまい,私はそのたび睡眠不足のまま仕事に向かう。ただ,後悔はない疲れはしているが,眠気はやってこない。たぶん興奮が続いているからだろう。どちらかというと上気して朝を迎えるのが常である。特に本書はとてもじゃないが眠れなかった。謎解きと剣術,愛情と権力闘争。登場人物の設定に至ってはこれぞ藤沢小説という感じです。蝉しぐれと並ぶ大傑作です。んでも蝉しぐれの方がちょっとだけいいかな。ほんのちょっとだけ。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By h41
形式:文庫
人物描写に剣遣いを通じて彩りを加える。
最高にかっこいい。
体裁はミステリー色強く、派閥争いの策略、陰謀は読み進めば先の察しはつくものの、最大の焦点「秘太刀の遣手」は最後までネタバレの心配なし。
主人公はあの手この手で秘太刀の遣手にあたりを付けるが、今ひとつ釈然としまいまま派閥争いの確信に近づく、そこで偶然目にした一件で、暗殺事件の全容と意外な秘太刀の遣手が判明する。
十人十色の人間模様と止むに止まれぬ心情を巧みに描く文章と構成は一時も飽きることなく、クライマックスで仰天させられこと間違いなし。
本書の解説を書いた方の、異説の愉しみと称した深い読み方は理解に苦しみましたが、読めば読むほど味わい深い小説であることは間違いなさそうです。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
読み終えたー。というのがまず第一声です。現在NHKでもドラマが放映されているそうですが、第一回目を見逃したとき、放映は一回で終わりと勘違いし、「もう見られない」と思って、原作を買いに走ったのがきっかけです。

面白かったです。この本。最初、題名を聞いたとき、馬の骨ってなんじゃい?と疑問符だったのが、後半にさしかかってやっと命名のいわれが出てきたりと、読んでいるととにかく、次がどうなるんだろう?という楽しみが一杯で、ひさしぶりに、昔わくわくしながら読んだ「終わりのない物語」のページをめくったときのことを思い出しました。

ネタバレとかにならないように気をつけますが、万が一気に障ったらごめんなさい、と前置きをしたところで、行きます。

馬の骨」の由来は原作にゆずるとして、「馬の骨」とは、「どこの馬の骨かも分からない誰それと…」などの引用で知られる、その馬の骨はありませんでした。ちゃんとした、まっとうな由来のある、剣の技でした。

ともかくも、その必殺の技である、「馬の骨」の使い手を探して、上司の命令で、主人公、浅野半十郎は、上司の甥である、すっとこどっこ…いえ、石橋銀次郎とともに「馬の骨」の使い手を捜して、馬の骨の創始者の道場にいた、かつての高弟たちをたどっていきます。

銀次郎が無茶ばかりするので、半十郎に感情移入して本を読んでいると、ここらへんの話には、思わずこぶしに力が入っちゃうほど、「銀次郎 ぶっとばす!!」と腹が立ちます。さながら、ワンマン社長のどら息子につきあう部下さながらの気苦労を半十郎は味わわさせられます。おまけに、家には病気の妻をかかえている(気鬱、って書いてありましたが、現代でいうとうつと多少の被害妄想もある感じ)、というストレス満杯の状態で物語は進みます。半十郎は最初、上司への義理から銀次郎の秘太刀探しにつきあうことになったのですが、やがて半次郎自身も秘太刀の正体に興味を抱くようになります。

そして、『一体誰だ、誰が秘太刀の使い手なんだー!?』と、いいかげん銀次郎や妻杉江への我慢の耐性もできあがってきたころには、すっかり話にはまってしまいました。

なんとなく、どこかで聞いたことのあるような親近感あふれる主人公の設定は、より身を入れて物語を読みやすくしている上に、読書欲をそそる秘太刀をめぐる謎が、気持ちよく本の世界に誘ってくれる、久々に本っていいよね、と思わせてくれる良書でした。いつもは、本は一気に読むので、一日とかで読んでしまうのですが、この本は、次が気になるものの、楽しみをより長く持続させたいがためにほんとにちょっとずつ、ちょっとずつ読み始め、やっと読み終えました。

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三度楽しんだ
一度目は、本文を読んで、へぇー。
二度目は、解説を読んでなんとなく物語の終わり方に納得。... 続きを読む
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面白い!
恒例の海坂藩シリーズ。

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投稿日: 2007/1/3 投稿者: D.O.
やっぱり面白い藤沢文学
本書が「藤沢作品の隠れた名作」と言われているとの書評を見て購入しました(NHKで昨年ドラマ化されたのも知っていたし)。... 続きを読む
投稿日: 2006/3/24 投稿者: ゆう
解釈二つ。読み返すごとに印象が変わる。
 普通の推理小説なら。
 犯人(ここでは“馬の骨”の使い手)が判明(とはいっても登場人物が状況証拠からある人物と推測)した時点で物語は終わる。... 続きを読む
投稿日: 2005/10/3
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