筆者は東南アジア美術を商う古美術商。この本はその海外仕入の様子を描いたもの。
文化、習慣、価値観の違う国での他流試合、決して相手のペースに巻き込まれず、疑り深くチェック、常識で武装しながら取引相手からもその場で知識を吸収・・・・。
お宝を探求する筆者の冷静さは痛快で、その辺りはさすがプロ。
謎解きを見ているようで心地よい。
しかしこの著者のユニークさは・・・・。
お宝探しから離れても周りで起こる物事の対処の仕方は同じ。
距離を置き、知識と常識で冷静に判断する。雰囲気や感情に流されない。そしてしぶとく、元気。
一見美術ディーラーに相応しくないようなキャラクターだが、いやいやこれが出来るからプロなのかも。
パキスタンでエキゾチックなチャドルの女性(多分美人)を追いかけて・・・エッ、ウソーッ!
あー 笑った。笑いました。ロマンはどこかへ行ってしまいましたが。