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科挙―中国の試験地獄 (中公文庫BIBLIO)
 
 
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科挙―中国の試験地獄 (中公文庫BIBLIO) [文庫]

宮崎 市定
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

二万人を収容する南京の貢院に各地の秀才が官吏登用を夢みて集まってくる。老人も少なくない―。完備しきった制度の裏の悲しみと喜びを描きながら、凄惨な試験地獄を生み出す社会の本質をさぐる名著。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宮崎/市定
1901‐1995。長野県飯山市に生まれる。1925年、京都大学文学部東洋史学科卒業。60年から65年にかけ、パリ、ハーバード、ハンブルク、ボフムの各大学に客員教授として招かれる。専攻は中国の社会・経済・制度史。89年、文化功労者に顕彰される。もと京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 254ページ
  • 出版社: 中央公論新社; 改版 (2003/2/25)
  • ISBN-10: 4122041708
  • ISBN-13: 978-4122041707
  • 発売日: 2003/2/25
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 ちょっと古いですが 2001/1/6
形式:文庫
制度が完成をみた清代における科挙について主に扱われています。科挙のメリット、問題点などについてではなく、科挙にまつわる様々な挿話や慣習などが記述されています。 内容は非常に豊富です。科挙に関しての本ではこれが一番内容的な充実していると思います。 また、同じ中央公論社の新書版とはまったく同じ内容です。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
中国王朝の官僚登用試験である科挙制度を平明にかつ興味深いエピソードを多く交えて解説する名著。
受験生である「挙生」のエピソードを採りあげるのは、一般の読者の興味をそそるからかと思いきや、実はどのような制度にもフォーマルな面とインフォーマルな面があるのであって、制度的にどのようなものだったのかを記すだけでは、片手落ちになる。そのため、実情を読者に紹介しようという著者の配慮がいきとどいているのである。
本書に通底しているのは、著者宮崎先生のやや諧謔味を帯びた軽妙な文章である。つねに視線は現代から伸びていて、過去にはまりこむということがない。さりとて、過去を蔑むことも現代を自嘲することもない。シニカルさの中の優しさが読んでいて心地よい。
通読して思ったことは、「四書五経」を重視するあまり、実学を省みなかったために清国は滅んだが、しかし、それに学んだ近代日本は逆に実学重視のあまり、今だプリンシプルが欠如しているのではないか?という疑問である。大学では人文系学部より研究が実利に結びつく理工系学部が幅をきかせ、一方安部首相の愛読書は未だに吉田松陰というのはどういうものだろうか。
ところで、宮崎市定『科挙』にはもうひとつ戦中に書かれ、昭和21年に出版された版があり、高島俊男氏はこちらを推薦している。現在は、平凡社東洋文庫または『宮崎市定全集』に『科挙史』の名前で収録されている。本書を読了した方は、そちらに挑戦してはいかがだろうか。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 受験の元祖「科挙」 2004/1/9
形式:文庫
幼稚園から大学に至る現代の受験の歴史は、中国の科挙に始まる。

模試、定期テスト、大学入試、試験のたびに湧き上がってきた疑問が、この本を読んで氷解しました。制度としての試験とそれに寄せる人々の期待感、夢、野心。公平性を保つための厳しい制裁制度にもかかわらず、止むに止まれぬカンニング。数百年に渡る受験生の悲喜こもごもが、詳細なリサーチに基づいて正確に描き出されています。

科挙に応ずる受験生の様子が、昨日の出来事を見るように鮮明に浮かんでくるのは、往時中国史の第一人者と知られた著者ならではの考証によるもです。
努力と確率次第で、一旦登用されれば、栄華は思いのまま。でも、受からなければ、ただの人以下。
すべてを投げ打って、宝くじと同じ合格率に人生を賭けた男たちの物語です。

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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 4.0 科挙というのは難しいもの。
恐らく多くの人はこの科挙というものを
そのように捉えている人が多くを占めると思います。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: miyan☆ミ
5つ星のうち 5.0 逆説的に、教育の重要性が分かる
 科挙に関しては様々な解釈がある。例えば「当時としては進んだ機会均等だった」「暗記主義であり、実務的能力養成に重きを置いてなかった」などである。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: Plankalkul
5つ星のうち 5.0 メッポウ面白い
試験の功罪をあつかってる

ウーム、日本の受験事情も曲がり角にきてる、... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 芹沢かもめ
5つ星のうち 5.0 科挙の実態とそれを支えた中国の社会的・歴史的背景を考察する名著
まず、隋代に始まった科挙制度がガラパゴス的な発展・完成をみた清朝時代の試験の実態を述べる。受験資格を得るべく公的学校の学生になるのに3回の試験があり、ついで郷試、... 続きを読む
投稿日: 2011/1/19 投稿者: ともぱぱ
5つ星のうち 5.0 とにかく面白い
中国史に興味があってもなくても楽しめる、エンターテインメントの要素に満ちた良書です。
投稿日: 2009/12/30 投稿者: 閑話休題
5つ星のうち 5.0 科挙というシナ地方の本質を物語る良書
 シナ研究者の第一人者である著者が、科挙について表した本です。

 非常に読みやすく、おもしろい本です。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/27 投稿者: 岡野秀城
5つ星のうち 5.0 人間社会の面白さ
文学の大テーマにも成りうる、
人間社会の縮図が描かれていると言ったら大袈裟か。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/3 投稿者: 忍者poetry
5つ星のうち 5.0 斯くも恐ろしき試験地獄。
同名新書を文庫サイズにしたものであるが、こ

ちらのほうが印刷がきれいで読みやすい。かなり... 続きを読む
投稿日: 2006/12/31 投稿者: DARK−HORSE
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