科学ジャーナリズムはもともとその他のジャーナリズムと比してその規模において恵まれていないと言う悲しいお話から、海外における記事との比較、あるいはタイトル通り実践という意味で知識ない人間が科学記事を書くかというノウハウ(その分野での専門家を確保+たとえに置き換える)まで多様に渡っている。科学者とジャーナリストのディスコミュニケーションについては、科学記事を速報性よりも正確性という観点から記事を完成する時間をかけられる、あるいはひとつのトピックを何回も連載できるようになるなど科学報道のありようそのものが変わらない限り、その溝は中々埋まらないように感じられた。
そういった中で科学ジャーナリストにすぐに実践出来ることとして興味深かったのが、ネットを利用した科学ジャーナリズムだ。中国の有人宇宙船「神舟7号」を巡るネット言論の啓蒙活動は、「炎上」に対して横の繋がりとFAQを利用した鎮火活動は科学ジャーナリズムが決して無力ではないことを示している。