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科学哲学入門―科学の方法・科学の目的 (Sekaishiso seminar)
 
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科学哲学入門―科学の方法・科学の目的 (Sekaishiso seminar) [単行本]

内井 惣七
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

科学を特徴づけるものは何か。正統的科学哲学と新科学哲学の対決を見直し、科学の認識と実践、発見と確証、客観性と主観性、連続性と断絶等の問題を体系的に見わたす、本格的入門書。

内容(「MARC」データベースより)

正統的科学哲学と新科学哲学の対決を見直し、科学の認識と実践、発見と確証、客観性と主観性、連続性と断絶等の問題を体系的に見わたす、本格的入門書。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 単行本: 278ページ
  • 出版社: 世界思想社 (1995/04)
  • ISBN-10: 4790705587
  • ISBN-13: 978-4790705581
  • 発売日: 1995/04
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By 銀鼠
形式:単行本
 従来の科学哲学(ポパーやクーン)では、低い地位にある「帰納法」が19世紀に確率論と出会い、自然科学における観測・統計処理へと結実していく過程を描き出すことで、既存の科学論の問題点を逆照射することを意図した力作です。
 従って、従来の科学論の議論の進め方を期待する人には、面食らうような議論が続きます(論争的)。小林道夫氏の「科学哲学」も従来の科学哲学に批判的な立場をとりますが、オーソドックスな議論の進め方と思います(教科書的)。
 ただし、「パスカルとメレ」の文脈から確率が語られる日本の学校教育を受けてきた人(私を含む)にとって、本書の議論は是非知っておくべきでしょう。
 目から鱗であったのは、「条件付き確率」の取扱いについてです。高校で「条件付き確率」を学習したことがありますが、何のために使うのか全く理解出来ませんでした。それが、本書の指摘ですっきりと理解出来た点を感謝しています。
 さらに、標準偏差に代表される統計処理は確率を「賭け」の文脈でなく「帰納法」の文脈で捉えないと、現代の「証券投資におけるリスク評価」等は理解出来ません(本書によって、当該理論を誤解していたことを痛感させられました)。
 解析に代表される演繹論の体系に馴染んできた理系の高校3年生、教養課程に在籍する学部生に、確率統計を学習する前に読む本として、是非薦めたいのですが、いかんせん文章がわかりにくいのが欠点です。わかりにくいことを自慢しておられるような記述もあり、失礼ながら入門書としては☆一個減とさせていただきます。

 
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形式:単行本
科学で取り扱われる法則は、通常確固たる基盤の上に成り立っていると考えがちである。本書を読みすすむと、そういった考えがいかに無邪気なものであるかに気づかされる。文系学部出身の人間として、高校程度の自然科学に関する知識でことは十分足りると思っていたのは大きな間違いであり、世の学問の奥は深いのだと改めて思いしらされた。長い糸をたぐるように、本書の論旨を辛抱強くたどると、「当たり前だ」と思っていることが、実は当たり前ではなく、別様の大きな学問の世界が広がっていることに気づき、爽快さすら感じました。
本書の構成自体は、歴史にそって科学哲学に貢献した論者の意見を丁寧になぞりながら、筆者自身の考えが展開されている。こういった論の進め方は、学者としての知的な誠実さと公平さがにじみ出していて、内容そのものに加えて、別種の意味で好感が持てた。最終近くに「こういった間接的な議論に不満を感じる人には、ほかにいったいどのような見方や擁護の議論が可能なのかと問いを返すほかはない」との筆者の問いかけがなされるが、これは問題を現時点で詰められるだけ詰めて考えた者だけが発することのできる問いかけであると感じられた。
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