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科学の横道―サイエンス・マインドを探る12の対話 (中公新書)
 
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科学の横道―サイエンス・マインドを探る12の対話 (中公新書) [単行本]

佐倉 統
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

街中にこんなに科学技術があふれかえっているのに、私たちは科学に対してある距離感を感じている。それはなぜか?本書は、芸術、文学から介護、はたまた政治など異分野の第一人者たちが、科学とどう接しているか、科学についてどう考えているかを探り出す試みである。脱線、寄り道も無駄じゃない。生活現場の実感と科学技術の普遍とを行き来する一二の対話のなかに、今まで気づかなかったものが見えてくる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐倉 統
1960(昭和35)年東京都生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。チンパンジーの社会生態学で理学博士号取得。三菱化成生命科学研究所特別研究員、横浜国立大学経営学部助教授などを経て、東京大学大学院情報学環教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 274ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2011/03)
  • ISBN-10: 4121021045
  • ISBN-13: 978-4121021045
  • 発売日: 2011/03
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By picander トップ500レビュアー
科学を一般の人にもわかりやすく、という本は『科学の扉をノックする』のように色々あるが、
本書はそのような本とは少し違う。
まず著者は進化生物学、科学史の専門家であるが、大学は文科系に進み、後に科学の世界に進んだという文/理の垣根を超えたキャリアを持つ。
著者の対談の相手は、漫画家浦沢直樹、哲学者東浩紀、作家堀江敏幸、メディアアーティスト児玉幸子、作曲家吉松隆、言語学者黒田龍之助、滋賀県知事、新聞記者、等々といったユニークな面々。
誰もが科学について考えている。
そしてそれは「科学に何ができるのか」「科学で人間はどこまで自然のことがわかるのか」という疑問に集中しがちだ。
だから「科学の最先端を一般の人にもわかりやすく」という特集が組まれ多くの人はそれを通じて科学を知る。
だが本書は常に「科学的方法」にこだわる。
科学的方法が、科学とは無縁と思われた職業にどのように資するのか。
それは科学を学べば体得するものではなく、多くのプロフェッショナルに自然と備わっているものだ。
漫画家にとってのイノベーションとは、作曲家にとってのプログラミングとは、言語学者にとって進化論とは、、、
刺激的な対談が続く。
ダムは有効だが万能ではない、予想以上のことが起きたら知りませんとは言えない、想定外のことにも備えるのが住民の命を預かる仕事だ、
という滋賀県知事の発言は、東日本大震災後、連日原発の「想定外であった」という報道を耳にする私達に多くの示唆を与えるだろう。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
漫画家や新聞記者、作家、理学療法士など多彩な顔ぶれと、科学と文化、技術と生活のつながりを論じる対談集です。
著者は「科学を文化に」という言葉が頻出していると述べていますが、残念ながら私は聞いたことがありません。しかし物事の判断には科学的根拠が必要な世の中です。しかし政治家を含めて論理的にものごとを判断するよりも情緒的に判断される方が多いとは感じていて、嘉田滋賀県知事のジレンマには素晴らしい見識を感じました。
途中で生物学者の中村桂子さんの「科学とは未知の現象を既知のことにすることではなく、既知の現象の中に未知を見つけることである」という引用があり、新聞記者の元村有希子さんが学校の理科は既知のことに正解しなくてはならず未知のことを見つける科学とは異なる主旨のことを述べられ、さらに理科教師の小川眞士氏がそれを子どもの教育に実践しているなど得ることの多い本でした。
しかしタイトルの「横道」とは何か、最後までわかりませんでした。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ishilinguist トップ500レビュアー
 その置かれている国際環境や資源状況を鑑みると、日本の生きる道のカギとなるものは科学である。豊かで確かな科学を志向するエートスが求められている。
 本書は様々な文化の方がたとの対談を通じて、科学の客観性と主観性をはじめとして、その「本道」と「横道」について縦横無尽に語り合う。特別に気張らずに、科学を科学たらしめる気の持ち方、しなやかさが必要だと認識できる構成だ。
 さかしらな受験のためだけのテクニックや文系・理系といった区分の矮小さなど愚かなものである。
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