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科学と宗教と死 (集英社新書)
 
 

科学と宗教と死 (集英社新書) [新書]

加賀 乙彦
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商品の説明

内容説明

「死」を考えることは「生」を考えること
精神科医でありまたキリスト教の信徒でもある作家が82年の人生で続けてきた死をめぐる思索の軌跡を綴る。自身の病、妻の死と厳しい試練に見舞われながら希望を失わない生き方の秘密が明らかに。



登録情報

  • 新書: 176ページ
  • 出版社: 集英社 (2012/1/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087206246
  • ISBN-13: 978-4087206241
  • 発売日: 2012/1/17
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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著者は、17年前の関西大震災の時、精神科医のボランティアとして駆け回った。4年前に妻が家の中で突然死。昨年は自身がパーティー会場で倒れて九死に一生を得た。若い時から心理学の観点から人と死の関係を見てきたが、老年になって、人の死は心理学だけではどうしても捉えきれないことに気付いたという。

本書は、著者の、陸軍幼年学校入学時から終戦・戦後、関西大震災を経た経験と、今回の311の大震災と原発事故を見てその思いを綴ったものである。その中には以下のような一節がある。悲しいことにこの記述に同意しないではいられない。

「原発の報道に大本営発表を思い出す:政府は国民に真実を教えない・・残念ながら日本は為政者が国民に対して平気で嘘を言う国だと感じます。・・今度は原爆ではなく原発の被曝によって、これから国民が一生苦しむような、非常に多くの被害を出すのでしょう。・・・」
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By 坂下
戦争を経験し、医師として死刑囚の心理を研究し、その後作家となり、キリスト教を信仰するに至る。そんな経歴を持つ著者が「科学と宗教と死」についてどうとらえているのか、興味を持った。
そこには、ひとりの人間としてどう考えどう生きてきたか、著者の体験からなるエピソードがつづられていた。
「“死”というものと人間との関係をつかんだような気がしていた」著者が、ひとりの死刑囚と出会って大きく死生観を変えていったこと。遠藤周作氏に「本当の信仰を知らないのではないか」と批判され、どきりとしたこと。その率直さに真実を感じる。
また、著者の宗教へのアプローチが、面白い物語として仏典や聖書を読むことだったというくだりを読んで、今までになく宗教を身近に感じた。引用されていた『教行信証』の一文も素晴らしく、かまえず読んでみようと思える手引きとなった。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 餅太郎 トップ1000レビュアー
とにかく、
先の戦争を経験した人たちには、
伝えておいてほしいことがある。

それは、
戦争でどんな経験をしてきたか、
そのことだが、この本のなかでも、
著者自身の経験が記されている。

そして、
現在の日本、3・11後の日本のありかたを、
過去を知っている人の目から、
感じたままのことを書いていてくれてるのが、
ありがたい。

どうも、
世代を超えて伝えられるべきことが、
伝えられないまま、
科学・論理・効率、
こういったことばかりに偏りすぎて、
人間自体が置き去りにされているような
そんな気がしていたので、
それらとはまったく反対の
「宗教」というものを、
人生の先達が語ってくれることに
ありがたさを覚えた。

傾斜しすぎてもいけないのですが。
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