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秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
 
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秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6) [文庫]

米澤 穂信
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど…ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ―。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

米澤 穂信
1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。青春小説としての魅力と謎解きの面白さを兼ね備えた作風で注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 242ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2009/3/5)
  • ISBN-10: 4488451063
  • ISBN-13: 978-4488451066
  • 発売日: 2009/3/5
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
かなり評価が分かれていて面白いと思ったので、
読者のタイプを切り口にして3段階に分類してみました。ざっくりと。

1.脇役がかわいそうだと思ってあげられる、善良な人
→主人公2人はひどいやつらだ。と、真っ当な嫌悪感を抱く。
…低評価

2.脇役はかわいそうでもないが、主人公2人に感情移入するほどでもない人
→解決編として、話のオチや伏線回収等を素直に楽しめる。
…中〜高評価

3.主人公2人に感情移入できてしまう人(異端な性質を少なからず持っている人)
→異端な性質を持っているが、その性質を分かり合える理解者はあまりいないはず。(普段は羊の皮を被っているので)
→この本は、異端な性質をうまく描き、理解している貴重な一冊となる。
…かなりの高評価

また、この作品を高く評価してしまうと、自分が異端な性質を持っていると暗に示してしまうので
言いづらい人もいるのでは?と思ってしまいました。
そのくらい、持ってる人は持っている異端な性質(知恵を働かせて、
謎を解いたり人を踊らせたりすることに、喜びを覚える性質?全能感?)を
うまく描いている作品だと思います。お気に入りの一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:文庫
上巻の最後で、連続放火事件は「情報操作で片がつく」と宣言した小鳩くん。

彼は本巻でその言葉を実証し、事件の真相を解明しますが、「情報操作」
という手段が用いられたところに、彼の大きな変化を窺うことができます。

一人だけ事件の「外部」に位置し、示された証拠のみに基づいて推理するという思考派の
名探偵だった小鳩くんが、『夏期』を通過した本巻では、友人たちとの協力のもと、犯罪が
発生するプロセス自体に介入し、ある意味、犯罪を誘導するような行為をしているのです。

この変化が、(探偵)として進化なのか退化なのかはともかく、
小鳩くんの、人としての成長であることには違いないでしょう。

これを経ることで、彼は再び、小佐内さんと向き合うことができたのです。

ところで、辻真先氏も解説で書かれていますが、本作には(驚天
動地の大トリック、あっといわされるドンデン返し)はありません。

ただその代わり、(犯人〉や(探偵)にさんざんダシにされ、最終的には
コケにされた(被害者)の視点から本作を改めて捉え返すと、なんとも
ブラックで、底意地の悪い仕掛けを堪能することができます。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
青春小説の佳作と呼んで差し支えないでしょう。
ミステリの部分もむろん楽しめますが、これは小鳩くんと小佐内さんのほろ苦い青春のお話。
彼らは自らがどうしようもなく異端であることを自覚しています。小鳩くんは謎を食い、小佐内さんは復讐に歓喜する。
彼らの才能は日常社会では浮き上がるし、軋轢を生じるし、そのような異端に身を置くことの孤独もありましょう。故に小市民を目指すわけですが……
そもそも小市民を目標とすること自体がナンセンスであることに、若い彼らは気づかないのです。自ら「小市民」というあちら側であると認識しているものに、はたしてなれるでしょうか。自らと対立する概念であると認識してしまっているものに?
彼らはよくある「中高生の肥大した自意識過剰」などではなく、本質的に異端でどうしようもなく(他者を犠牲にしても)己のカルマを満たしてしまう存在なのです。
そうした異端たちは、大人になると小市民になるかと言うと、そんなことはなく自らの業を積極的に受け入れて、社会と折り合いをつけながら自らの業を満たしていくという奇妙で孤独な存在へと成り果てます。周りの風景に溶け込みながら、じっと待って獲物が近づくとぱくりと大口を開ける、年古りた大蛇のように。
彼らはまだそこまで異形であることに納得できていないのですが、今巻である種の諦めを手に入れてしまったようです。
「小市民」との恋人ごっこの終焉と、自らの獣性を発揮することの快感。放火現場でハンマーを振るう小佐内さんと小鳩くんの姿は、妙に美しくて少し寂しく、なかなかにぐっとくる光景です。

これは異形が異形であると自覚していく物語である、と今巻ではっきりとしました。他のレヴュアーのように瓜野くんや仲丸さんが気の毒とは微塵も思いませんでしたねー。だって彼らは日常に埋没していけるのだから。
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最近のカスタマーレビュー
正直言って上下巻にする必要がないのではないかと思った
堂島は新聞部を引退し、とうとう瓜野が部長の座に着いた。そこで、連続放火事件について新聞部員総出で犯人を追うことにする。また、瓜野が追っていた連続放火事件に小鳩も元... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: itchy1976
1冊で書ける内容だと思います
新キャラは雑魚で魅力なし。ただ出てきただけの女性キャラも
不要。放火事件の解決が主軸でないのは理解できるが「え、それで... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 青葉城
小山内さんが良い味出してます
小山内さん怖ぇ!!!

小山内さんみたいな子もカワイイかなと思ったけど、... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: タチコマ
度量に見合った交際
連続放火事件の解決編.
とはいえ,こちらの真相と謎解きはメインテーマになっていない.... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: ラテンマン
二人のそれぞれ
 シリーズの第3弾。今回は上下巻の分冊刊行である。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: 志村真幸
リアリティを感じませんでした
はっきりいって、私はこの著者のファンというわけではありません。
そのため、本シリーズも第1作目などは未読です ( 第2作目は既読 ) 。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 夙夜 健
彼女の恐ろしさ
この2人はくっつくのだと分かっていても、やはりくっついた時は嬉しかった。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/24 投稿者: 揚げシューマイ
ちょっと変わったミステリ
... 続きを読む
投稿日: 2009/8/10 投稿者: toshi
小市民は善良な市民とイコールではない
ジョー、ではなく上巻を受けての解決編の下巻です。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/12 投稿者: ミーミルの泉
上巻以上に
不愉快な展開だった。犯人がわかっても気分が悪くすっきりせず、最初から最後までずっと登場人物にイライラしっぱなしだった。登場人物が見事なまでにみんな感じ悪い小説もめ... 続きを読む
投稿日: 2009/4/16 投稿者: yon
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