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秋日和 (光文社文庫)
 
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秋日和 (光文社文庫) [文庫]

赤瀬川 隼
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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   人生の半ばを過ぎた男性たちの、ふとしたきっかけでめぐり会った、はかなくて淡い恋模様を描いた短編集。著者は、デビュー作『球は転々宇宙間』や、第113回直木賞受賞作『白球残映』といった野球小説の印象が強いが、歴史小説やブラック・ユーモア、エッセイなども幅広く手がけている。なかでも、人生の機微を巧みに写し取った大人向けの恋愛小説は、著者の得意とするジャンルのひとつだ。

   50歳になる富永重雄は、離婚し、仕事にも展望を見出せない生活の中で、学生時代に打ち込んだフルートの練習を再開する。やがて、楽器店に勤める明美という女性と知り合い、親しくなっていく富永。しかしある日、見知らぬ男と肩を並べる明美を見かけ、強い嫉妬を覚える(「シチリア舞曲」)。10編に登場するのは、女性との年齢差や社会的立場という現実を前にして、歯がみ、煩悶する主人公たちである。そんな中高年の男性心理を、著者は終始、穏やかな筆致でつづっていく。

   しかしながら、主人公たちの心の中には、静かな情熱が確実にゆらめいている。それが最も顕著に現れているのが、唯一、恋愛ではなく野球をテーマにした最終話「トロイの干草」である。100年前に存在していたメジャーリーグチームを復活させようと奮闘する男に、著者は「夢は実現させるためにあるんだ」と、きっぱりと語らせる。いずれの物語からも、爽快で、前向きな印象を受けるのは、70才を超えてなお瑞々しい著者の感性と、人生を確信をもって肯定する姿勢が、力強く響いてくるからである。(中島正敏) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

出版社/著者からの内容紹介

第一線で仕事をしてきた男たちが、リストラがきっかけで急に自由時間を手に入れた。そしてふとしたきっかけで恋に落ちる。
初恋の思い出、若い女性に恋の予感を感じたこと、ひととき交わした会話・・・実る恋もあり、実らない恋もある。
大人のための短編小説集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 279ページ
  • 出版社: 光文社 (2005/10/12)
  • ISBN-10: 4334739539
  • ISBN-13: 978-4334739539
  • 発売日: 2005/10/12
  • 商品の寸法: 16.2 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,156,062位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 赤瀬川氏の著作の予備知識をな~んにも持たずに手にした本でした。落ち着いた語り口で、すいすい読めてしまいました。10の短編です。人生も半ばを過ぎたおじさん達の恋心。おじさんだって恋を語る。濡れ場のシーンはなし。あくまでも淡々とその女性への想いを描く。「約束の手紙」の岸田完治は若き日の恋ともう一度出会い、自分の手でそれを葬ることになる。「真珠の便り」の北川典彦と矢川町子の出会いと別れ、そして再会。「夏の航跡」の佐保邦彦はほんの数時間の恋をする。これが洒落てて、好きでした。普通の恋愛小説のように、すったもんだもなく、醜い修羅場もなく、すごく美しくはないけれど、ぽっと心に灯がともるように、ひとを好きだと思うのはいいなあと思いました。
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形式:文庫
手が届きそうで届かない、すぐそこにあるメロディー。

人が生き、たった一度愛する誰かに語りたくもあり、
墓場まで持って逝きたくもある、切なげな場面の数々。

 本当にこれから先、何度も読み返すであろう名作集である。

【シチリア舞曲】、【秋日和】、【約束の手紙】、【真珠の便り】、
【接吻】、【夏の航跡】、、、、、

そっと心臓に息を吹きかけられるような、
名もない歌を頼りに、僕はあの人に感謝したい。。。。。

そんな作品が、いっぱいです。
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形式:単行本
おじさん達の恋は、潔く終わった。
フルートを買いに行って親しくなった女性、別の男性の存在を知りあっさりと…『シチリア舞曲』、深い関係になった妻の教え子を甥に…『秋日和』
何のひねりもなくあっさりと身を引くおじさん達、同年代の情けない姿、これ以上読めませんでした、10篇のお話の内2つ迄読んで投げ出しました
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