伊予松山藩士の家に生まれた好古は、貧しさから軍人の道を選び、創設まもない陸軍士官学校で「騎兵科」に進んだ。「騎兵」という兵種は、当然ながら従来の日本には存在しない。フランス留学を経て研究を重ねた好古は、日清戦争では自ら訓練した騎兵隊を率いて従軍。やがて日露戦争の火蓋が切られると、寡兵をもってロシアの大騎兵団を防ぎ、戦史を飾る激戦を繰り広げることになる。
豪胆にして細心、戦場ではつねに前線に立ち、部下を思いやる心を忘れなかった指揮官。その人間的魅力を余すところなく描いた、著者渾身の力作小説である。
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「日露戦争物語」がどのような形で進行していくのかそれは謎であり、また楽しみでもありますが、多分脇筋となる好古の陸軍生活、日清・日露戦争従軍、そしてその人となりが書かれ、お兄さんファンの方には恰好の参考書になるでしょう。
すごい才能と豪胆にあふれる人です。でも意外とおちゃめな一面もある人でした(笑)。
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