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「日常の謎」シリーズとして始まった「私」の成長物語。
この作品で「私」は高校の後輩の死に直面する。
その死の謎を解き明かしてくれた円紫師匠に
彼女が問い掛けた言葉が冒頭の一文だ。
「私たちってそんなにもろいんでしょうか。」
あまりにもあっけなく死んでしまった真理子。
親友がなくなり、心の均衡を崩す幼馴染の和泉さん。
和泉さんに助けを求められながらも、
何もすることができない無力感を抱きつづける「私」
そう、人間はもろいのだ。どうしようもなく、弱いのだ。
それでも、私たちは命がある限り「明日」に向かっていく。
たとえ心が病んでいても。後悔に押しつぶされそうになっていても。
生きている限り、私たちは昨日を後悔しながらも、
明日の幸せを夢見て、今日を精一杯生きる。
和泉さんと「私」を見守る円紫師匠と真理子の母親の
暖かい視線に、こういう大人でいたい、と心のそこから思った。
テイストは前2作と変わらない。... 続きを読む
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