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秋の牢獄
 
 

秋の牢獄 [単行本]

恒川 光太郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (45件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

十一月七日、水曜日。女子大生の藍(あい)は、秋のその一日を、何度も繰り返している。毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人。朝になれば全てがリセットされ、再び十一月七日が始まる。彼女は何のために十一月七日を繰り返しているのか。この繰り返しの日々に終わりは訪れるのだろうか――。 まるで童話のようなモチーフと、透明感あふれる精緻な文体。心地良さに導かれて読み進んでいくと、思いもかけない物語の激流に巻き込まれ、気付いた時には一人取り残されている――。

内容(「BOOK」データベースより)

十一月七日、水曜日。女子大生の藍は、秋のその一日を何度も繰り返している。毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人。朝になればすべてがリセットされ、再び十一月七日が始まる。彼女は何のために十一月七日を繰り返しているのか。この繰り返しの日々に終わりは訪れるのだろうか―。まるで童話のようなモチーフと、透明感あふれる文体。心地良さに導かれて読み進んでいくにつれて、思いもかけない物語の激流に巻き込まれる―。数千ページを費やした書物にも引けを取らない、物語る力の凄まじさ。圧倒的な多幸感と究極の絶望とを同時に描き出す、新鋭・恒川光太郎の珠玉の作品集。

登録情報

  • 単行本: 223ページ
  • 出版社: 角川書店 (2007/11)
  • ISBN-10: 4048738054
  • ISBN-13: 978-4048738057
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (45件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 268,731位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
恒川さんの3冊目、待ってました!と言う感じです。
前・2作も良かったですが、この一冊、何とも言えない余韻が残りました。

3編の中編からなる作品集ですが、
どの主人公も、ふと気づくと違う世界に迷い込んでしまいます。
こう言葉にしてしまうと何となくわざとらしく感じてしまうかもしれませんが、
違うんです、本当に自然にその世界に入り込んでしまうんです。
扉を開けると全く違う世界が確かに存在している、
私にもそれが感じられました。
誰もが行けそうな場所に思えてくるのです。
ちょっと怖そうだけど行ってみたい。
この感じは実際に読んでみないとわかってもらえないでしょうね。

全体に漂っているノスタルジックな雰囲気と、
謎を解くミステリー要素、ありそうでなさそうな不思議な世界。
この三つがこんなにうまくかみ合っている作品を書く作家には、
いままで出会ったことがないです。
希有な作家だと思います。
たくさんの人に読んで欲しい一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
絶賛 2007/11/23
By ヤキソバ 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー
形式:単行本
著者のこれまでの作品と比較してみる。
「夜市」は素晴らしい幻想と、意外きわまりない結末を堪能出来た。
「雷の季節の終わりに」は、風わいわいなどの造語が、違和感がなく、飾り気の無い幻想性が素晴らしかった。
ただ、雷の季節の終わりには、長編だったので、全体のまとまりに、少々違和感を感じた。

本書「秋の牢獄」はどうか?
内容そのものは、ケン・グリムウッド著の名作「リプレイ」に似ているので、インパクトは少し少ない。
ただ「リプレイ」は数十年というスパンでリプレイするのに対し、本書ではわずか1日だ。
また、本書は「リプレイ」の様な、人生そのものの検証を行う事はしない。
それよりも、短いスパンでの人間模様が面白い。

本書では、風わいわい的な存在として、北風伯爵が登場するのは、大変ファンタジックで、面白い。
また、本書の神髄は、結末ではなく、その少し前にある。

著者が構築したリプレイは、こんな形で成り立っているのか?
この発想そのもののインパクトは強烈で、「夜市」と同列の完成度の高さを呈する。

幻想性を、十二分に楽しめる。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 枳殻
形式:単行本
「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」の三編が収録されています。
3つとも囚われた世界の話なのですが、何故か出てくる登場人物に憧れてしまいます。
イメージはどこまでも美しく、言葉ではいい表せないほどのどこかにありそうな情景と登場人物。
今まで読んできた本の中でも最高の傑作といって差し支えがありません!
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
惜しい・・・
夜市で彼の作風に惹かれ、本作を購入。
読み終えた感想は、正直、思っていたものと違うなあということ。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: はっち
感動と驚き
平易な文章で、これほど神秘的な世界を描けるのかと、驚きました。

三篇の内、特に最初の一遍、タイトルナンバー。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: 若竹大地
傑作!
恒川光太郎さんの本は文庫になっているのしか読んでいませんが僕はこれが一番好きです。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 名無し
夜市のような雰囲気を求めるのはNG
夜市のような雰囲気のノスタルジックで幻想的でどこか物悲しいものを求めていたのでこれは少し期待はずれでした。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: もっかもか
和風ファンタジー
... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 春雨
繰り返す
北村さんの作品だと、もっと悩みや悲しみまで描くのだろうけれども、それよりも恐怖が前面に出ている。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: yass
最後の一言で救われる
既に書かれている方がいるとおり、デジャヴュとしてはめずらしいものではない。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: トビー
この人にしか書けない異界
デビュー3作目となる07年作。透明感ある文体で綴られる、怖いようなどこか懐かしいような世界とそのリリシズムがやはり独特で、素晴らしい。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: あかちゃん
今までとテイストの違う中篇も収めた単行本3作目
「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」の3編で構成。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: allen
夜市と比べてアッサリ気味
舞台を整えるための装置、構成にかけては円熟味を増した老齢作家に
負けずとも劣らずといっては、褒めすぎでしょうか。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 線香ハナビ
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