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<私>の愛国心 (ちくま新書)
 
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<私>の愛国心 (ちくま新書) [新書]

香山 リカ
5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

この数年、“ナショナリズム”をめぐる議論がかまびすしい。冷戦に代わる国際秩序が定まっていない上に、極東アジアでは「北朝鮮」という冷戦の産物が大きな比重を占めているからである。しかも、バブルの崩壊とグローバリゼーションに伴う「成果主義」や「市場原理主義」の浸潤によって、セーフティ・ネットが整備されないまま勝ち組・負け組への階層化が進み、社会の安定感は急速に失われつつある。国内と国外の要因が複雑に絡み合いながら過熱化する一方の言説を丁寧に解きほぐし、「愛国心」の行方について考える。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

香山 リカ
1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。神戸芸術工科大学助教授を経て、現在は帝塚山学院大学教授。豊富な臨床経験を生かして、不透明さを増す現代人の心の問題を中心に、様々なメディアで発言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 216ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2004/8/6)
  • ISBN-10: 4480061851
  • ISBN-13: 978-4480061850
  • 発売日: 2004/8/6
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 681,981位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dagon
形式:新書
 著者は、アメリカ・日本の社会的な病理を、両国で増加している解離性障害になぞらえて読み解き、暴走するアメリカへの日本としての対処法等についても示している。
 第2章「自分以外はみんな『バカ』」に関しては極めて説得力があり、ここで示される最近の日本人に見られる視野の狭まりについては、多少なりとも知的活動を行っている日本人には同感する点が多いのではないか。ただし、全体に引用事例・論理展開にはやや詰めが足りないかもしれない。
 著者を含む、これまでの進歩的知識人をこの本と同様に分析したら、どのようなものになるだろうか?というのが私の率直な感想である。それはこの本の著者の役割ではないかもしれないが。
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18 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ガアタ VINE™ メンバー
形式:新書
人間も人間の集まった国家も心理学で読み解くことができる・・・というのが本書でも引用されている岸田秀の「ものぐさ精神分析」の趣旨だったと思いますが、この本もその流れで書かれていると思います。著者は、岸田秀の分析は現在では不十分と指摘(「ものぐさ精神分析」が書かれたころと状況が変わっているので仕方のないことですが)し、現在に合わせて著者の考えが述べられています。

自分の分析が一番難しい、それは自分自身でも自分自身が今生きている社会の空気でも難しさは同じでしょう。<私>がどう考えるのか、、<私>が何をしたいのか、よく考えてみましょう、というメッセージを持った本です。また、最近よく話題にされる、リストカット、境界性人格障害についても比較的分かりやすく書かれていると思います。

このレビューは参考になりましたか?
22 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
著者は本書で、昨今の不況、治安の悪化など大きな社会的変動と、近頃日本において教育基本法改正という行動に表れている愛国心を求める国民との間に、なんらかの心理学的な因果関係を探ろうとしている。

 愛国心を求める国民には、社会の大きな変動からくる大きなストレスをうける私的な自己と、一方で愛国心という固定的な観念を叫ぶ社会的な自己という2つの人格が内在しており、自己の心の防衛を図る神経症の1種である解離性障害症だとフロイトの考え方にもとづいて著者は診断する。
「国」「公の意識」が叫ばれだしたのは、戦後こけ降ろされていた反動からかと思っていたが、本書はそれに別の視点を与えてくれるものであった。著者は右左両方の意見を一通り把握しているので考え方の参考になると思う。

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