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自分の分析が一番難しい、それは自分自身でも自分自身が今生きている社会の空気でも難しさは同じでしょう。<私>がどう考えるのか、、<私>が何をしたいのか、よく考えてみましょう、というメッセージを持った本です。また、最近よく話題にされる、リストカット、境界性人格障害についても比較的分かりやすく書かれていると思います。
愛国心を求める国民には、社会の大きな変動からくる大きなストレスをうける私的な自己と、一方で愛国心という固定的な観念を叫ぶ社会的な自己という2つの人格が内在しており、自己の心の防衛を図る神経症の1種である解離性障害症だとフロイトの考え方にもとづいて著者は診断する。
「国」「公の意識」が叫ばれだしたのは、戦後こけ降ろされていた反動からかと思っていたが、本書はそれに別の視点を与えてくれるものであった。著者は右左両方の意見を一通り把握しているので考え方の参考になると思う。
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