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私説東京繁昌記 (ちくま文庫)
 
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私説東京繁昌記 (ちくま文庫) [文庫]

小林 信彦 , 荒木 経惟
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

高度成長の頃、東京中で建設ラッシュという名の町殺しが行われた。その後東京はどんな町になったのだろう。日本橋に生まれ育ち、青山・六本木で青春を過ごした著者が、東京オリンピックを境に急激に変貌を遂げた東京の姿を描いた“極私的東京史”。町歩きには、アラーキーこと荒木経惟氏が同行。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小林 信彦
1932年、東京生まれ。早大英文科卒。翻訳雑誌編集長から作家になる

荒木 経惟
1940年、東京生まれ。千葉大卒。妻との新婚旅行を写した『センチメンタルな旅』で写真家としてデビュー。以後国内・外から高い評価を受け続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 359ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2002/04)
  • ISBN-10: 4480037225
  • ISBN-13: 978-4480037220
  • 発売日: 2002/04
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
町ごろし。田舎役人。恥知らず。過激な言葉の影にひそむ、故郷を失った寂寥感が痛いほど伝わってきました。大震災、太平洋戦争、東京オリンピック──幾度となく繰り返される町の破壊と再建は、東京をひどく歪な、暮らしにくい街へと変えてしまった。失ったものを嘆く事はしばしばネガティブな姿勢のように見なされがちですが、反省を欠く猛進がどんな結果を招くか、本書は静かな怒りと諦念をもって教えてくれます。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
銀座、六本木、青山、渋谷など東京の盛り場と著者の関わりが綴られた本。江戸時代から続く東京の和菓子屋に生まれた著者が描く東京には、こちらもつらくなるほどの悲しみと怒りが漂っていることがある。しかし同時に驚異的な記憶力による精緻な描写は、東京の持つ多様さや奥深さを感じることができて、読む者を豊かな気持ちにする。現在とは異なる東京の距離感覚に関する認識や、さまざまな失われたものを丹念に拾っていくような姿勢が具現化された仕事は、非常に貴重であると敬服する。
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6 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「この本、買うの」と改装前の18森ビル地下一階の書店の主人にいわれたことを思い出す。平成三年、いまから15年前の東京にはまだ戦前が沢山残っていた。新宿駅新南口の先には、まさしく戦前と今が共存していた。行こう々々と思っているうちに再開発されてしまった。おそらくあれが最後の戦前だったかもしれない。欲望渦巻く東京かもしれないが、その裏ではフツーの人がフツーに暮らしている。観光地かもしれないが、住む町だ。喧騒も路地を入ると路地庭が広がっている。そんなところが東京。相容れないものを抱擁してくれる。いつだっていろんな意味で見るべき所はいたるところにある。そんなふうにおもう。
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