江森三国志完全版第9巻。
元々の親本9巻が大容量ということもあり、完全版は9巻と10巻(外伝収録)に分割。そしてこの第9巻は、ラストへ向けての「嵐の前の静けさ」といった感がある。いや、訂正。決して小さくない嵐がふたつみっつ、あるにはあるのだが、「さあ、次の段落から、諸葛亮に関するすべての歯車が…」というところで、見事にカットアウト!そんな殺生な(笑)。
これまで、本カバーの色遣いが鮮やかなグラデーションにのっとっていたのに対し、9巻はいきなり黒。不吉!何とも不吉!この「黒」は、作者からの『次回(10巻)、すごい展開になりますけど、良いですか?警告しましたよ?』という遠回しな意志確認と受け止めるべきでしょう(苦笑)。完全版が江森三国志初見という方、本巻にての『断読』を、一度は真剣に検討することをお勧めします。特に、三国志や、諸葛亮本というカテゴリーのつもりで読んでいる方(あんまり、いないか)、10巻を手にすれば、リハビリが必要になることを覚悟してください。