作者は、何故これほどまでに残酷な結末にしたのか。
時代に弄ばれてきた諸葛亮に、こんな不名誉な死を与える必要はあったのか。
歴史ファンにも嫌われがちな“あの人”を、ここまで悪者にしなくても良かったのではないか。
私は、もう“あの人”を公平な目で見れない。名前を見るのも嫌になってしまった。こういう読者も多いのではないか。
作者はサディストなのだろうか(泣)。
ここまで諸葛亮や読者を虐めぬく神経が理解できない。
それを美と思い違いしているのではなかろうか。
楽しめたのは5巻までだった。残り5巻は正直苦痛だった。
作者は紛れもなく天才作家だ。読みながら何度思ったことか。
だが私がこの先、江森備の名を見ることはないだろう。あとがき含め、最後まで作者自身を好きになれなかった。
だが、作品は深く印象に残った。
なんだかんだ、作品は好きかもしれない。
だからこそ、衝撃的なだけの9、10巻が憎い…。
以上、本当にただの感想でした。
参考にならないのは承知の上。
読んだ後、本当にこういう微妙な気分になるんです。
でも、本作に出会ったことは後悔してません。
江森先生、ありがとう。