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私訳 歎異抄
 
 

私訳 歎異抄 [単行本]

五木 寛之
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

親鸞の言行をまとめ,その思想を知る上で極めて重要な宗教書として読まれている『歎異抄』。戦中戦後の絶望的な著者の人生を救った永遠の名著を,氏自身が渾身の新訳で挑む。

内容(「BOOK」データベースより)

前世、宿業、善悪、慈悲、そして信じるとは?そのすべてを親鸞が明確に語りつくす。構想25年、著者渾身の私訳、ついになる。

登録情報

  • 単行本: 145ページ
  • 出版社: 東京書籍 (2007/9/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4487802059
  • ISBN-13: 978-4487802050
  • 発売日: 2007/9/1
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By inu40
形式:単行本
私はこの五木さんの本で初めて歎異抄を読みました。
初学、という観点からは、読みやすい本であり問題なく読了することができました。
以前には別本で歎異抄に挫折した経験があった、という点では初めてのものにとって読みやすい、という意味です。

次に、別の著者(訳者)の歎異抄や、真宗教団の歎異抄の現代語訳と対比しながら読んでみると、相応の相違点が発見されました。
語順が違っていたり、本文に無い箇所の補足や、二重否定表現を肯定文に言い換えるなどが主たる相違ですが、本文解釈にかかわると思われる点も散見されました。
この点については、本書は五木先生が「私訳」としてご出版されたものであり、先生のご見解の表明であるということを了承の上で読めばよいことと思われます。
なぜなら、歎異抄は(古代ギリシャ語及び写本の問題という点で正文批判の極めて難しい聖書とは異なり)古語とは言え日本語で書かれたものであり、しかも本書には歎異抄の本文が収録されているので、読者が直接原典に触れて考えることが可能であるからです。

このような原典との相違をまず指摘しました。
しかし親鸞の、若しくは著者である唯円の「他力」概念については、初読のものにとっても誤読の余地のない十分な訳出がされています。
また、「悪人正機」概念については、五木氏のものであるかもしれませんが、上述の「他力」概念と矛盾の無い説明がなされています。
この点において、初読者を誤らせる恣意的な訳ではない、という点において、訳として一定の水準は確保されていると思います。

以上の点から、歎異抄に触れたことのない方の場合は本書は問題なく推奨でき、そうでない方なら五木先生のご見解を知りたいという場合に有用であると思います。
このレビューは参考になりましたか?
30 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 仮面ライター VINE™ メンバー
形式:単行本
  
 親鸞(1173~1262)に関しては、たとえば「しぶとくしたたかに『非僧非俗』の一生を貫き、年をとるほど円熟した思想を展開した」(末木文美士『日本仏教史』新潮文庫)人物との評価も可能であるが、同時に、浄土教の三大経典の一つである『大無量寿経』の「大胆きわまる乾坤一擲の読み替え」(大峯顯『君自身に還れ』本願寺出版社)などを行った、日本史上希代の宗教者とも言い得るのではなかろうか。

 『歎異抄』は、その親鸞の「日常、若い門弟との間に交わされた、何の飾り気もない率直な対話」(『歎異抄』本願寺出版社刊)などを詳記したもので、親鸞の直弟・唯円房(ゆいえんぼう,1222~1289頃)がその筆者といわれている。実際、「『歎異抄』はいかにも人間くさく」、「その深い人間洞察に離れがたい魅力」(末木前掲書)があり、「仏教書のロングセラー」(同)でもある。

 この五木寛之氏の『私訳歎異抄』は、無論、氏の「主観的な現代語訳」であり、従って氏が述べるごとく「唯円が歎く親鸞思想からの逸脱かもしれない」(本書まえがき)。だが、親鸞が『大無量寿経』というテキストを大胆に読み替えたと同様、親鸞思想を説く『歎異抄』を、五木氏が「『私』」にこだわった」(同)大胆な現代語訳を行っても、私は全く違和感を覚えない。大峯氏も語るように「テキストには常に解釈が必要」(大峯前掲書)だからだ。

 なお、五木氏の仏教に対する思いについては、「五木寛之こころの新書」シリーズ(講談社刊)の『仏教のこころ』や『自力と他力』などを併読されると、一層の理解が深まると考える。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
待望の五木寛之版『歎異抄』。なのだけれど、すんなり読める現代語訳ながら、いまひとつ五木氏オリジナルの読み解き方がどこにあるのかわからず、楽しめなかった(といっては語弊がありそうだが…)。「まえがき」で五木氏は「私はこう感じ、このように理解し、こう考えた、という主観的な現代語訳」である、と述べているが、氏に私淑している読者の一人としては、その辺りをもう少し詳しく説明してほしかったのである。
その代わりなのか、本書の末には、日本中世史がご専門の五味文彦氏による「解説」がついている。これは、親鸞の波乱にとんだ生涯と、彼が生きた時代状況(飢饉や戦乱など災害が多かった)をコンパクトにまとめた文章で、これはそれ自体としてはためになるのだが、この本の「解説」としてはあまり適当でないように思われた。
それは私が、『歎異抄』という著作に対して、特定の時代性を超えてしまう普遍的な人間論を求めているから、なのだろう。無数の欲望がとめられず思い通りにならない他者にイラつき肥大した自我にふりまわされやがて来る死にひたすらおびえている、そんなどの時代にでもいるであろう人間存在のあり様について突きつめて考え、その脱出口を平易な言葉で伝えようとしている書物、そういうものとして『歎異抄』に接したい、と考えているから、なのである。
だから、五木氏による『歎異抄』の主観的な読み方、とくに今現在における解釈のすべて、それをまとめたような本が、むしろ読みたくなってしまった次第である。
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投稿日: 2009/9/28 投稿者: Fhanrin
理解の手助けになると思います
岩波文庫の歎異抄は読んでいたが、この私訳を読んで、理解が少し深まったように思います(自分が簡単に理解できるとは思いませんが)。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/6 投稿者: 藤末健三
よくわかりませんでした
五木寛之氏の本はたいてい読んでいます。

ですが、今回は、期待外れで、残念です。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/5 投稿者: Okidoki
五木寛之氏の手による現代人が親鸞の教えに触れるための貴重な書である。
この五木寛之の『私訳歎異抄』は、五木氏の「主観的な現代語訳」であり、従って氏が述べるごとく「唯円が歎く親鸞思想からの逸脱かもしれない」。しかし、親鸞が『大無量寿経... 続きを読む
投稿日: 2008/12/30 投稿者: 21世紀のケインジアン
親鸞の時代と現代との共通性。
不思議に思いましたのは、聖書、論語、仏教の経典などお弟子さんが師の言葉を残す為に文字に現したものです。歎異抄も同じように、親鸞上人の教えを唯円というお弟子さんが綴... 続きを読む
投稿日: 2008/7/15 投稿者: 街道を行く
念仏
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嘆かれて、歎異抄をかいた。
これは、お経であり、「いわんや悪人をや」... 続きを読む
投稿日: 2008/3/27 投稿者: hiro1186
仏教に関する基礎知識がないとつらいかもです。
私がまずこの本を手に取ったのは、五木寛之という作家と、仏教の内容に興味を持ったからです。全部は読んでませんが、15ページほど立ち読みしてのレビューになります。続きを読む
投稿日: 2008/2/6 投稿者: かずかず
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投稿日: 2007/11/2 投稿者: XP
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