新作
私立極道高校2011 1巻 (ニチブンコミックス)と期を同じくして復活した
宮下あきらの初連載作。
下巻の中心は<極道高校大運動会>。
弟である生徒会長を再起不能にされた「初代生徒会長」が乗り込み、ただでも暴力の吹き荒れる
グラウンドが更に阿鼻叫喚のるつぼと化す。
そして、ついに初代生徒会長と政との死闘が始まる!
・・・ところで、この作品はいきなり連載終了となってしまった。
評者は当時、最終話を読んでいて「あまりの描写のエスカレートにストップがかかったのか?」と
思った記憶がある。
(最終ページに「この作品は今週で連載終了します!!」とあった)
しかし、現実は違った。
最終話の少し前の回で「歴代の生徒会長が成し遂げた功績」として傘下におさめた日本各地の学校の校章や
組の看板が出てくるが、そこに書かれた名前が実在の学校・実在の人物の名前であり、激しい抗議が
寄せられたのだという。
その抗議に対応する形で、該当する掲載号が回収され、連載が打ち切られた。
(念のため付け加えておくが、この事件は作者に悪意があった訳ではない)
今回の単行本では、該当の回は収録されているが、書かれた名前はすべてスミ塗りされている。
そういう形ででも、無事にすべて読める形で出版されたことに拍手を贈りたい。
ちなみに、本作品の主要な登場人物(学帽政、日の丸、長岡、梅、とおる、初代生徒会長)は、
その後の連載作である
激!! 極虎一家 7 (集英社文庫―コミック版)にも登場している。
こちらの主人公である<虎>が極道に目覚めるきっかけとなる重要な役回りである。
復活版上下巻を読んで血のたぎった人は、ぜひそちらも読んで欲しい。