このテレビシリーズが始まり、回を追う毎に、映画版公開当時、黄金町まで足を運んだ程のマイクファンにとっては、正直「…なんか違うぞ」と思ったハズ。ヘンにオシャレになったマイク。無駄に多いレギュラー陣。どうにも馴染めない。
ホントならかまさなきゃならない第一話もあのていたらく。
しかしマイクファンの俺は複雑な想いを抱えながらも毎週観ていた。この回までは。
そう、DVDやビデオ版ではカットされているらしいが、オンエア版では、あの星野君ことナンチャンが登場してきたのだ!
設定的にはどうやら、星野君が起こした不始末をマイクが背負い、星野君は黄金町を去った(マイクが高飛びさせた?)って事らしい。
短いながら、映画版に思い入れのある人間にとっては胸を熱くするシーンだった。
そして、窪塚洋介扮する偽マイクが永瀬マイクに向かって「あんたが偽物のマイクだろ。だってあんた、何にもしてないじゃん」と言い放つ。
これは映画版ファンの気持ちでもあったのではないか。テレビのマイクは偽物だと。これはマイクじゃないと。
あそらく、この回の監督はこう思ったのではないか?
「他人(林海象)が作りだした完成されたキャラクターや世界観を、実作者不在のまま俺ら第三者がいくらいじくってみても、所詮それは偽物ではないのか?」と。まあこれは深読みだったみたいだが。
大団円。マイクが仲間達と花火をしている。とても楽しそうだ。そうか、昔の(映画版の)仲間達はいなくなったけど、今、マイクには新しい仲間がいる。そういう事だったんだ。
そう思えたこの回以降、素直にこのテレビシリーズが楽しめるようになった。