(日経ベンチャー 2004/02/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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どちらかというと著者である秦郷次郎社長の言動に興味のある方、過去のPR活動に興味のある方にはお勧めですが、この本を通じて、ルイ・ヴィトンというものの本質に迫ることはできないと感じます。
結局、ルイ・ヴィトンゆえに成功できたブランドビジネスのハウツーであり、他ブランドでは通用し得ないかもしれませんし、まして、他分野にいる私のような者には、あまり参考になる点がありませんでした。
本の帯に魅かれて購入しましたが、帯無しで店頭に並んでいたら購入したかどうかは分かりません。
著者の秦氏は日本支社の社長を20年以上やっているらしいが、「自分が販売面でこんな革新的なことをしたから、ルイヴィトンは日本で大成功した」という自慢話のオンパレードにうんざりした。
この本が一般の読者の役に立たないと思う理由は、
1)失敗例がまったく無く右肩上がりの成長話ばかりなので、ものの売れない不況に悩む日本企業とは別世界の話であること、
2)日本法人が販売面でなにをしようがしまいが、結局ルイヴィトンの商品が丈夫で良いという特徴があるからこそ売れていること。つまりルイヴィトン並みの個性がある商品がないと、著者が販売面で行ったことを真似してみても売れない。
事実、著者はセリーヌやらロエベといった他のブランドの責任者もしており、この本に書いたことをこれらのブランドにも応用したと思われるが、ルイヴィトンのように成功させることのできたブランドはひとつもないらしい。所詮著者は、ルイヴィトンという宝くじに当たったラッキーな人に過ぎず、本当にビジネス能力があるかは疑問である。
またこの本は、社長ではなくゴーストライターが書いたらしいと、ルイヴィトンの店の人が言っていた。自慢話に聞こえるのは、本人が書いたのではないというなら納得である。
他のビジネスや営業には応用できそうもないので、ビジネスパーソンにはお薦めしない。また、高級ブランドの裏側を知りたいというブランドファンにとっても、成功話のきれいごとばかりで本音の話や裏話がないので、つまらないと思う。よって星1つとした。
本の内容は、ヴィトンが成功した理由ばかりでしたが、
著者は、ヴィトン日本進出からずっと社長をやっている人らしいです。
いくら優れた経営者でも、それだけ長いことやっていると組織が腐敗していくのは当然、と思えました。
ヴィトンほど成功している会社に、若い人材がいないのでしょうか。
今回の訴訟は、頂点に達したブランドの不気味な“崩壊の予兆”のように思えます。
この本の中で、ブランドを成功させたストーリーが華やかに書かれているだけに、
その功労者の引き際の難しさが伺われました
本の内容はあまり役立ちませんでしたが、訴訟原因を推測する助けにはなりました。
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