先日BSで「スター・ウォーズ」全6作一挙放送がありました。
「スター・ウォーズ」自体それほど興味は無かったのですが、
物語の展開が実に「太平記」なんですね。
治乱興亡そして人間の忠誠心、権力の魔力・・・・。
戦前と戦後で取り上げられ方がこれほど変わってしまった
登場人物たち。
楠公の軍は千早・赤坂の天嶮に拠って、数万の幕府軍を撃退します。
このあたりのゲリラ戦の妙、後世の真田一族の得意とするところです。
人智のかぎりを尽くして戦うのですが、楠公という人、人心の収攬が
何しろ巧みです。千早の城兵たちはひとつの家族のような結束力でした。
幕府軍も元寇後の北条得宗体制末期の御家人たち、台所事情は苦しく
かつ宮方VS幕府という一種「イデオロギー戦」でもあり、
いづれも戦意は高揚しません。
隠岐に流された‘革命軍’のシンボル、「後醍醐帝」。
奇蹟ともいうべき僥倖のもと本土へ還幸し、その情報はまもなく
六波羅や鎌倉へ北上し、天下は愈々騒がしくなります。
この巻の最後の方で漸く、足利高氏が西上軍に編成され、「置文」を
実行に移す機会が訪れます。余りにも長い雌伏でした。
いよいよ北条幕府を転覆します。