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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
男はみ〜んな竜馬かぶれ。,
By ARI (京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 私塾・坂本竜馬 (単行本)
司馬遼太郎氏が産んだ「竜馬」に心酔し続ける武田さんの一人語り的な作品となっています。武田さん自身のエピソードの中には、金八やバラエティで見掛けるのとは全く別の、しかし、武田鉄矢という人物像を裏切らないその人の顔が垣間見えます。そして、歴史家としてでなく、シンガーソングライターとして、役者として「竜馬」を追いかけ続けたが故の独自の見解が幾つも述べられており、それらの論理どうこうは別として、 そのイマジネーションに思わず溜め息がでてしまいました…。 昨今の幕末ドラマの現場で、土方歳三や仁先生らと交わされた幕末話や、「少年時代」の人や「篤姫」の音楽の人、一万円札の人の末裔の人達のお話も添えられており、驚くやらくすりとしてしまうやら…。今年の大河でも幕末語りに花が咲くのやも知れません。 「竜馬」を通じての人生指南書といった向きもあり、好き嫌いはあるかと思いますが、私は大変好きな一冊です。
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
鉄矢がゆく,
By
レビュー対象商品: 私塾・坂本竜馬 (単行本)
日本一有名な竜馬かぶれによる、司馬遼太郎著『竜馬がゆく』へのオマージュと、坂本龍馬への熱い思いが伝わってくる本。本年の“龍馬イヤー”に、あまた出版されている他の龍馬本と決定的に違うところは、著者の顔を、声を、誰もが知っている、という点だろう。 彼(著者)が18歳で初めて『竜馬がゆく』を読み終えた時、 “俺も27歳で勝海舟ごとき師と出会う” と誓い、その27歳の時、勝ゆかりの赤坂の地で山田洋次と出会い『幸福の黄色いハンカチ』に抜擢され、その3年後、やはり赤坂のテレビ局で、坂本という名の教師を演じることになったという思い出を、彼は朝のラジオ番組で涙ぐみながら語っていた。 27歳の彼はひとり、氷川神社で泣いたという。 “竜馬”と出会って40年以上も経つというのに、当時の事を語るとき、公然と涙ぐむ男がここにいる。 俺は、その因縁めいた出来事よりも、涙を流して語る武田鉄矢自身に感動した。 それが、この本の購入のキッカケだった。 俺だって、『竜馬がゆく』の物語は何度も繰り返して読むほどに好きだ。 初めて読んだのも、彼と同じ高校生の時だった。 しかし、彼ほどに、初読時の感動が薄まることなく、しかも長期間にわたり「中心線」としての情熱を維持できてきた、とまではとうてい言えない。 その語り口は、彼が「文匠」と仰ぐ司馬遼太郎調だ。 “竜馬”好きならば一度はぶつかるであろう“真の龍馬とは?”にも当然立ち向かっており、彼なりの解釈を展開している。比較的“竜馬”や司馬遼太郎に好意的な内田樹の文章に出会ったとき、彼は万軍の味方を得たと思ったのではないか。 俺にとってこの本は、「竜馬を語る武田鉄矢伝」という趣と、全国の多くの竜馬(龍馬)ファンに共通するであろう“思い”を発散している作品であった。 『龍馬伝』の撮影現場で彼は、福山雅治や高橋克実や大泉洋らと、幕末を、竜馬を、熱く語っていることだろう。 時に涙ぐみながら。
20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
なぜ、竜馬はかくも竜馬であったのか,
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レビュー対象商品: 私塾・坂本竜馬 (単行本)
幕末という動乱期に、大きな視点と行動力で時代を駆け抜けた坂本竜馬(正しくは「龍馬」であるが著者はそれをわかった上で「竜馬」と書いている)。その坂本竜馬に、18歳の時に出逢い、今に至るまで恋をしている著者が、彼に魅せられた男として坂本竜馬を書き綴った一冊。 著者と坂本竜馬との出逢いから始まり、 「坂本竜馬」を一躍、日本人の英雄にした立役者である、司馬遼太郎作「竜馬がゆく」を元に坂本竜馬の軌跡を辿る。 生物学者、福岡伸一や、思想家であり武道家でもある内田樹の論を引用しつつ、 私見を展開させ、 「竜馬とはどんな男だったのか」という事も然ることながら、 それ以上に、「なぜ、竜馬はかくも竜馬であったのか」という事を重点に話は進む。 14章に分けられ、ひとつひとつの賞が短いので、スラスラと読めてしまいますし、 そうでありながら、中身が詰まっているので、読んだ後にズッシリと心に残る一冊です。 歴史というものの魅力は、史実と、「この人物はこうであったのではないか」と各々が考えられる事の両方にあると思います。 史実「○○はこういう事をした人だ」という事は、諸説ありながらも歴史学者の本を読めば大体わかります。 しかし、その人柄までは容易につかめません。 史実を基に、自分の中での「○○像」を描ける事、それが歴史の醍醐味であり、ロマンであると思います。 本書には、著者のそうした「坂本竜馬像」が詰まった一冊です。 著者の「坂本竜馬」への想い・考え・付き合い方に、自分の中の「坂本竜馬」を照らし合わせながら読んでみてはいかがでしょうか。
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