複数のバックグランドや言語を持って育ち、大人になった人たちへのインタビュー集。
帰国生の教育にあたっている先生方や、国際結婚して子供を持った親たちが読むことを
想定しているのかもしれないが、私はエッセイストの華恵さん目当てで読んでみた。
基本的には成功している人たちへのインタビューであるにもかかわらず、皆それなりに
戸惑ったり苦労したりしている姿が見えたのが印象的だった。
私自身のの子供時代を思い出してみても、同じクラスにはいわゆるハーフの子や日本名を
使わない韓国朝鮮系の子、親の海外赴任で外国育ちの子などがすでに何人もいた。
そして、そんな子たちにどう接するべきか決めかねる気持ちもあった。
これからは複数の言語で育つ子供たち「移動する子ども」はもっと増えていくだろう。
そんな元子供たちの話を聞くことで、社会や教育に対して考えるきっかけになった。