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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ブスの消滅,
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レビュー対象商品: 私は美人 (朝日文庫 さ 36-1) (文庫)
この本の中で酒井氏は「ヤンキー美人」「元美人」など19種類の美人のタイプを挙げている。彼女自身「メガネ美人」であり期間限定「喪服美人」を体験し「タイでは美人」である上 「よく見りゃ美人」なんだそうである。 「よく見りゃ美人」や「元美人」まで入れてしまえば、殆どの女性が何らかの「美人」にあてはまる。 そこからもれてしまっても「整形美人」への道は残っているわけだし・・・・ 全ての女性が「美人」になって、一見こんなに結構なことはないように思える。しかしそれは 逆にいえばのうのうとブスをやっていてはいけないというプレッシャーのようなもの。女性に とっては必ずしもうれしい状況ではないのである。 「美人」を待望する風潮が美人さを求める必要のない人にまで美人さを求め、「ヤワラちゃんの グラビア」という鬼子を生んでしまったことを私たちは忘れてはならない。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
細かいことだが、東京の美人率を銀座松屋前でカウントするのはずるいと思う。,
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レビュー対象商品: 私は美人 (朝日文庫 さ 36-1) (文庫)
この本の「序文」ともいえる冒頭の「美人を自覚するという罪」にて、早くも至言が飛び出している。酒井いわく圧倒的な美人も圧倒的な ブスもこの世間には少数派で、「客観的に見た時の容姿のレベル がどれほどであっても、女性であれば『見ようによっちゃ私も美人』 くらいの思い込みをしている場合がほとんどなの」だ。うーむ、ある 意味これは、「大多数はふつうの人」という中村うさぎの論よりも ラディカルではないか。 本書は現代日本にて可憐に活躍するいろいろな「美人」(美女)に ついて考察するエッセイ集だ。冒頭の章以降にて「各部門美人」が 紹介、解説、分析されていくのだけれど、この引用箇所を読んだ方 はもうおわかりだろう。「美人」というのは「美人でない人」にとって こその問題であり、そしてさらに、彼女らは美人ではないのだが、 実は「美人」なのである(わけわからんか)。 そういう意味でこの本は、社会がどんなにリベラルになっていっても 未だ牙城の崩れない「美人」という名の特権階級の無効化を謀る、 酒井女史による巧みな戦略だと読むのは、深読みのしすぎか!? 文体はあくまでですます調だが、書いてあること自体は触っただけ で切れてしまいそうなほどに、鋭い。おそらく名刀を納める鞘みたい なものなのだろう。 ただ、この人の本はいつもそうだが、一気読みしようと思うと疲れる。 これは、いくらおいしくても味の濃い料理ばかりだと飽きてくるのとの と同じ理屈だ。一日3章くらいでいい。 なお、巻末には「日本海側は美人県と非美人県が一県おきにきて いる」という酒井独自の説の真偽を確かめるべく実行された、現地 調査レポートも収録。大の大人が二人して各県の街頭で美人、い や美人じゃないとカウンターを押している図を想像するとなにやって んだと思わなくもないが、こちらも一見の価値ありだ。 鹿島茂のいかにも学者くさい「解説」は読まなくてよい。ケインズや ソリュールのことを知らなくたって、本文で酒井が書いていることの 方がよっぽど鋭いのだから。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
やっぱりケラケラ笑っちゃう,
By 楊枝甘露 (香港) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 私は美人 (単行本)
外で読んでたのに、思わず声出して、何度も笑ってしまいました。女性は、仲のいい友達から、学校の先生から 通りすがりの人に対してまで、同性の「容姿」と「性」について、 鋭く観察しつつ、微妙な羨望やら、やっかみやら、優越感やらを抱きつつ それらを決して口にすることはない。。。のに、酒井さんは、それを書いてしまいますからね。 「あ、こんな性格の悪いこと思うの、自分だけじゃなかったのね」とドキリ、ニンマリさせられます。
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